フェアリーテールHARDCOVERの『ECHO』の感想でも書きますか<挨拶

ECHO

マイナー閉鎖地下空間脱出もの。
システム劣悪×周回面倒×どぎついキャラの3コンボでコンプするのに時間かかりましたね…。
※ネタバレ&超毒舌&超長文×駄文注意


■リンク









■システム関連
OS対応がwin95/98/NT4.0まででしたが
俺のwin7 64bitでも普通に起動しました。
問題はsave時のコンフィグ画面やクリア後のCG選択で
ワンクリックしただけなのに、
高速連打ダブルクリック状態になることくらいですかね。

ディスクレス可。
CG122(差分除く)。
CGモードあり。回想モードなし。
男・女ともにボイスあり。
クチュ音、パンパン音、BGVなし。
QS/QLなし。
Auto、バックログなし。
テキスト窓透過率調整機能なし。
エフェクト瞬間表示なし。
ホイール、エンターキー×。
既読スキップあり。
以下エロシーン内訳。


■凛
正常位(普段着)
騎乗位(全裸)
キティが凛に愛撫(普段着)

■弥生
キティが指で弥生の破瓜喪失(普段着)
愛撫(普段着)
愛撫/正常位(普段着/全裸)


■キテイ

自慰(普段着)
バック(全裸)
愛撫(キティ→クラウベン)
フェラ、手マン、立位(全裸)


■夏月
パイズリ/立ちバック(普段着/全裸)


■クラウベン
自慰(普段着)
正常位(全裸)


■雛乃
愛撫/騎乗位(普段着/全裸)




とりあえず、
16年前の古いゲームなので、
システム周りがかなり劣悪です。
システム周りの乏しさが理由で
途中放棄して投げる人が多そうですね。

まず、テキスト表示のスピードが
基本的に固定で超鈍足なので、
かなりだれます。

一応shift長押し状態にしながら、
そのままshiftクリックしていけば、
瞬間表示で高速化することも出来ますが、
押し方を気をつけないと、ボイス省略してしまうし、
ページ改行も無視して次のテキストに
ぶっ飛んでしまうことがあるので、
使い勝手は悪いです。

バックログがない&
選択肢の時しかsaveできない仕様なのもあって
余計に使い勝手が悪かったです。

道中では大して重要なことも書かれていないので、
shiftで改行して飛ばしちゃっても
まあいいかと流してそのまま進めてましたが(小声

また、上述したとおり、
選択肢の時しかsaveできない仕様なのは
かなり不便ですね。
普通に2-3h程度選択肢がない場面もあるので、
h単位でまとまった時間がとれるときにプレイ推奨。

既読skipに関してはshift押した状態で、
T押せば、skipできます。
R押すと前の選択肢に戻るの
ショートカットキーなので、
押し間違いにはご注意を。

スキップ中はshiftを
ずっと押していなければならないので、
俺はshiftキーに分銅を置いて放置してました。
この状態なら、
強制autoテキスト時と章切り替わり時、
エフェクト発生時以外では
普通のゲームのskip速度と変わらなかったです。

とはいっても、
1周ごとの選択肢だけでもかなり多いので、
結局、こまめにディスプレイを
見るハメになりましたががが。

もし既読skipがなければ、
あまりにも苦行すぎて、
最終章以降に発生するENDは全部放置して
おそらく投げていたと思うので、
スキップがあるだけましですかね。

それと前の選択肢に戻るボタンがあるのに、
なぜ次の選択肢に進むボタンがないんでしょうかね。
次の選択肢に飛べるボタンがあるだけで
結構作業が短縮できるんですけどね。





■キャラ関連
☆弥生
次、キャラ関連。
キャラですが、
初っ端から
弥生というかなりイライラする
自己中キャラが初っ端から登場するので、
この時点で途中放棄して
投げる人が多そうですね(2回目

弥生って性格最悪だし、
容姿も眼鏡緑髪で
全然かわいくないので、
魅力が全然ないんですよね。

キャラ的に魅力かと言われると
即答で否というくらい俺とは合いませんでしたが、
ある意味、災害時にヒスって
情緒不安定になるリアルな人間像を
描けているとは思います。


気になった点を羅列すると

・救助してくれたクラウべンを勘違いで即張り倒して顔パン、その後敵視
・ヒスって主人公に当たり散らす
・嫉妬心が強い、自暴自棄になる
・自己嫌悪するし、責任逃れするし、短気
・何でもかんでもいちいち喚き散らす
・喋り方や主人公への言動が常に罵倒系で喧嘩腰気味
・立ち絵の拗ねたり捻くれている時の癇に障る表情
・災害の緊急時なのに場違いな言動や行動を繰り返す
・運動音痴気味で負傷して足手まとい
・状況判断が乏しく、駄々をこねて危機的状況に陥る

・基本的に自己中

などなど、
ぱっと思いついただけで
これだけ箇条書きできるくらいで
魅力が薄すぎるヒロインなので、
困ったもんですな。
イラッとするところを
羅列 of 羅列でストレス発散しちゃうぐらい
ピキピキしたヒロインでしたね。

こういう災害や
密室の閉鎖空間設定の話に
1人はいるようなキャラなので、
登場する分には別にいいんですが、
これがヒロイン枠で
序盤から登場して延々と
ヘイトをためるキャラなのはキツイですね。

ただ、前述通り、彼女のヒスっぷりは
現実的な観点からすると、
ある意味リアルには違いないんですけどね。

でも、これだけイラッとするキャラを
登場させるのであれば、
どうせならユーザー側のため息を下げるために、
凌辱や死亡展開があればよかったのに
と思いましたが(真顔

弥生だけではなく、凛もそうなんですが、
緊急時なのに場違いないたずらを仕掛けたり、
足手まといになるだけのキャラは
勘弁してほしいものです。

地震の崩落により2人きりになったときに
主人公が他キャラを探そうとすると
子どもみたいに駄々をこねて
「行っちゃ嫌!」とのたまうくだりは必要なんですかね。

パニック時の言動としては
妥当なのかもしれませんが、
何回もやられると、ヘイトたまるし、
後者は別れて行動するのが嫌なら
別に一緒に探せばよくない?って
思ったのは俺だけですかね。

さて、2周目では
弥生が攻略ヒロインですが、
既に嫌というほど我儘で自己中な言動を
見せ付けられているので、
特に魅力は感じなかったですね。
2周目でも鬱陶しさは健在でした。

主人公に婚約者がいるとわかった後でも
記憶喪失の主人公にちょっかい出しすぎで
普通にひきました(真顔
その後、主人公略奪して凛を嫌いになる宣言は
なんなんでしょうね。

というかそもそも弥生が
主人公にそこまで入れ込む理由が謎。
一目惚れにしても吊り橋効果にしても、
主人公に依存しすぎてメンヘラってましたね。
このゲームのキャラって大体好きになったから、
理屈じゃないの一言で流し過ぎなんだよなあ。


それとラスト付近で
理由は後で判明するんですが、
救助船に行くのを拒否して真実を知りたい!と
喚き散らしてからの襲撃者による死亡展開で、
もう帰りたいあたしだけでも帰して!の流れは
ただただ酷いの一言。

そもそも弥生が駄々こねたから
時間とられて死亡者が
2人も出たんだよなあ。(後に実は生存していたと判明しますが)
直後にその責任を全く感じずに、
独りよがりの言動するのは
さすがにいかんでしょ。

その後、拳銃奪って
救助船に行くのを拒否した理由が判明しますが、
結局、弥生の疑心暗鬼なだけで
あのまま救助船に乗ってても問題なかったんですよね。

同時に夏月をひっぱたいた理由も判明しますが、
言っていることとやっているこが正反対で
全く説得力がないので、
ちょっと何言ってるか分かりませんね状態でした。
凛から主人公を奪う宣言してますしね。

総じて、パニック状態のリアルな人間性としては
的を射ているのかもしれませんが、
キャラの魅力がなさすぎてやばかったです。
正直、彼女の立ち絵が登場するだけで
スキップしたくなるくらい受け付けないキャラでしたね。

ここまで苦手なキャラは久しぶりだなあ。
今まで1,000本以上、エロゲーをプレイしましたが、
歴代でも10指に入りそうなくらい
イライラするヒロインなんじゃないかな(コラ

弥生ルートは
弥生が良い子キャラの凛から
記憶喪失になった彼氏を
無理やり寝取るルートとっていもいいので、
後味も最悪でしたね(真顔

んで、弥生ルートが終わって
ようやく弥生から解放されたと思ったら、
弥生級のイラ壁キャラが再び登場するんですよね…。






☆キティ

はい、キティというヘイト溜めまくりの
なんでもありの自由奔放なキャラです。
ただ、後述しますが、
周回のシナリオ構成の性質上、
ヘイトが溜まりまくる不遇なキャラともいえます。

さて、登場時のキティに関しては
主人公に速攻で告白するわ、
キスを迫るわ、勝手に恋人宣言するわで
メンヘラ臭が半端ないんですよね。

で、主人公に固執する理由を後回しにして
いいようにやりたい放題やられるから
彼女にもヘイトが溜まりまくりでした。

まあ弥生怖い嫌い置いてっちゃおう発言や
薬はあげない、邪魔者、卑怯者発言、
指で破瓜喪失展開には爽快感抜群で
不覚にも愉悦してしましたが(オイ


基本的にキティは
作中で言うとおり、
存在自体、邪悪と言われるほど、
イライラ度がかなり高いし、
凛に対しても弥生同様、やらかすし、
1周目の最終章ではやりたい放題して
勝ち逃げENDでフラストレーション半端なかったですね。


やっと弥生から解放されたと思ったら、
またイラ壁キャラを登場させるなんて
地獄のような怒涛の畳み掛け展開でしたね…(ナニ




☆雛乃
最終章から登場するヒナに関しては
能天気系の不思議ちゃん
ロリっ子キャラで勘弁でした(直球
18歳と明言されているのも勘弁。
精神年齢は小学生レベルなんだよなあ…。
完全に痛いキャラになっていますよね(小声

パニック系のジャンルで
この手のキャラは場違いすぎるので
この娘も受け付けなかったですね。
主人公との関係もとってつけたようなもので
理由はあるんですが、
邂逅イベントでお兄ちゃん呼びしてついて回ってきて
妙に懐き過ぎてちょっとひきました。





☆凛
凛は良い子だけど、
主人公に対して
あまりにも盲目すぎるので、
俺の好みではなかったです。
この作品の登場キャラの中では
まともな方だと思います。





☆夏月
夏月はやり手の女っぽくて
ぼちぼち好みでしたが、
正直、庄司の嫁という印象が拭えなくて
イマイチ燃えなかったです。
結局、本心では最後まで主人公より
庄司のほうが好きのようですしね。





☆クラウベン
クラウベンは無口で
ミステリアスなキャラだったので、
彼女が心の癒やしでしたね。

3周目に急に幼児退行の僕っ子に
様変わりしていて
その時はかなり萎えましたが
後半で実は別人だと発覚するので、
胸を撫で下ろしましたね。

何はともあれ、
どいつもこいつも
頭がおかしいきゃらばかりなので、
こっちも気が狂いそうでしたわ(真顔





☆主人公
次、主人公について。
主人公の記憶喪失設定は
シナリオの核を封印するという意味では
必要でしたが、
凛ルートでは
記憶が戻ってからの主人公の投げやりで
自暴自棄な態度とヘタレっぷりは
見るに堪えないので、
記憶戻らないほうが良かったレベルでしたね。
弥生の罵倒も鬱陶しさに拍車がかかっているので、
終盤は進めるのが苦痛なレベルでした。

また、凛・弥生ルートともに
主人公は記憶喪失とはいえ、
婚約者がいることが判明して
実際に凛と会った後にさえ
クラウベンに手を出そうとするのは
なんなんですかね。

クラウベンは可愛いので、
凛ルートで迫られても拒否らないのは
わからんでもないですが、
弥生ルートでいきなし精神的に参って
クラウべンに縋って無理やり胸揉みしだいて
キスし始めるのは理解不能でした。

3周目の弥生に対するキスもそうですが、
やっていることは強姦魔のようなものなんだよなあ(直球
一応過去にクラウベンと接触していたとはいえ、
ぶっちゃけ豹変する理由がないので、
この行動って主人公がおかしいという感想以外
思い浮かばなかったです。
もしかしたら、読み飛ばしたかも(小声


また、凛ルートで
凛に対して、
意味不明な理由付けして
別れようとする自己嫌悪思考は
ちょっと理解不能で引くレベルでしたね。

周回時の凛ルート2で
主人公が自暴自棄になって
急に破壊衝動に囚われて、無理やりHする展開あたりは
もう開いた口が塞がらなかったです。
弥生ルートの凛を振るときの言動も
優柔不断で卑怯すぎる
振り方をして困った困った。

凛も好きだけど、
弥生のほうがもっと好きだから
一緒にはいられないとか
なんだそれ。舐めてるのか…。
弥生ともどもこの後、
さっさと事故って死なないかなあと
思ってました(コラ

弥生というヒロインも大分おかしかったですが、
主人公も大概ですね。
正直、魅力ナッシングでした。
主人公は友人キャラの庄司にしたほうが
話が面白くなりそうと思ったくらいです。





■シナリオ関連、ルートごとの雑感
☆1・2・3章、最終章
シナリオに関しては
まず、はじめに第1・2・3・最終章と4構成ありますが、
無駄に話が長いだけで
ハラハラ・ドキドキの展開は
1周目と2周目の襲撃者来襲の時くらいしかなかったです。

13周もしなければコンプできないシナリオ構成ですし
テキストも全体的に冗長気味ですし
周回は既読スキップ連打ゲーですし
真相が予想通りでなおかつ地震の設定は
最初の導入の足がかりでしかなく、
キティ・クラウベンのお話は
遺伝子云々が話の核になってくるので、
地震崩壊による閉鎖空間脱出ゲーとしてみると
前述通り、1~2周目がピークでした。


特に1周目の物語の結である
最終章のがっかり感は異常。
まず、唐突に始まる
キティの邪悪云々のくだりは
いきなし薀蓄の垂れ流しが始まって
ついていくのがキツかったです。

んで、地球環境を崩壊させられるほど
機密性と重要度が高い施設なのに、
キティが簡単に忍び込んで操作できたり、
災害後とはいえ、重要施設に誰も残っていない
施錠もされていないのも杜撰すぎで、
説明不足な点が多すぎて
ちょっとお粗末すぎなんですよね。

というかそもそも
キティが万能キャラすぎて
ご都合にもほどがあるのに、
彼女の背景描写は周回後で
予知や万能っぷりの説明はさらっとスルー、
クラウベンも放置状態なので、
最初の1章~最終章までのENDは
消化不良でしたね。

とりあえず、
災害後の崩れかけた道中の経路を
キティもクラウベンも
ほぼ把握しているのが一番謎でしたね。
説明ありましたっけ?
話の本筋や遺伝子云々の過去話の場面は
しっかり読み通しましたが、
それ以外は流し読みしまくりだったので、
見逃したのかもしれません(オイ

なにはともあれ、
1章から最終章まで
冗長で眠くなるお話を15時間近くプレイして、
結局、キティが掻き回すだけ掻き回して大勝利で
飽きちゃったからもういいや的な
クソみたいに胸糞悪い終わり方なのがイラ壁でしたね。
キティがグッバイ主人公してからエンドロールが流れたときは
ちょっとディスプレイ叩きわりたくなりましたね(真顔


…。
その後、最終章までクリアした後に
シナリオがさらに枝分かれして
各章ごとにルート分岐して
全てのシナリオをクリアすれば、
大体の疑問点やキティ・クラウベンの背景等も語られるんですが、
3周時点の最終章クリア時は
イライラ沸点ゲージがやばかったので、
プレイするのに一呼吸おく必要がありましたね。

にしても、
ルートごとに
遭遇する順番やキャラが違えど、
終盤と真相解明以外、
大筋の展開は変わらないので、
章ごとにシナリオ展開をがらりと変えるか
1章から最終章までを1本のルートに圧縮して
まとめてもよかったんじゃないかなあと。

というか最終章クリア後に
解放される分岐ルートも多すぎですね。
ぶっちゃけそれまでのルートが
長すぎ&だれすぎ&イライラを溜める展開すぎて
力尽きかけていたので、
回収するのがかなり億劫でした。


似たような展開のせいで
最終章クリア後の分岐回収は
既読skipがあるとはいえ、面倒でしたね。

冒頭の強制autoモードが
毎回飛ばせないのも地味に(ry
展開がほとんど変わらないのに
skip出来ない箇所もあって
余計にだれました。

そもそも別選択肢を選んでも、
終盤以外は数行、テキスト変わるだけですし、
展開が変わっても
地震で助けるキャラが変わるだけか
通る道が変わるだけで
特に面白みがないのも×。


クリアデータがsaveデータに
依存するシステムなので、
周回で毎回はじめからプレイを
強制されるシステムが駄目ですね。

既読skip連打する作業は
もはや苦行の一言。

ラスト付近のEPくらいしか
シナリオに変化がないので、
ラストに選択肢でEND分岐でも
問題ないくらいですからね。

また、個別のENDの違いは
Hするかしないかと脱出場所の違いくらいしか
変化がないので、個別ENDは1つだけに
まとめられましたよね…。

クラウディアとキティ以外の周回のEPでは
追加テキストもヒロインと
当たり障りもない会話をするだけの展開が大半なので、
なんの達成感も満足感もなかったです。

追加のHシーンも
長々とした独白や会話形式を
挿むシーンばかりなので、
実用性は全然ないですしね。

各ヒロインの真ENDの
Hシーンの尺だけは結構長いですが、
何故か不思議空間的な背景になっていることがあり、
男キャラはCG描写なしで
Hシーン中、選択肢発生箇所ありという
ピンポイントで萎える構成になっていました。





☆周回凛・弥生・夏月ルート
また、個別の追加ENDの大半は
ラストのHシーンや多少のEPが追加されるくらいなので、
労力がかかるわりにわざわざ回収する
必要もなかったくらいのレベルでしたね(辛辣

追加ENDの弥生ルートでは
追加のエレベーター会話や水浴びシーンがありますが、
こちらも全然本筋と関係ないただの会話イベントとEPなので、
わざわざ追加ENDをいれる必要ない気がします。

夏月ルートも攻略キャラ変わるだけで
大して謎解明されなかったので、
焼き直しルート感が否めなかったです。
そもそもシナリオの本筋と関係ないEPを
いれて水増しENDを増産されても
読んでいて全然面白くないんですよね。

周回は謎の解明かと思ったら、
周回の凛×3・弥生・夏月、
クラウベン×2ルートあたりのENDは
全部個別キャラの追加Hと会話イベント、
一周目で解明・予測できている謎が大半で
無駄骨が半端なかったです。
新事実は弥生ルートの
ジョーカーのオチと理事会ネタくらいかな。

個別キャラ攻略とはいっても
この設定だと、シナリオのほうが気になるし
魅力が薄いどころかイラ壁要素が高いキャラ達の
個別イベントが追加されても
全然盛り上がらないんですよね。
ジョーカーの正体は
散々もったいぶっていたくせに
あのオチはないですね。

ジョーカー判明をもったいぶりまくりの
テキストによる焦らしプレイの鬱陶しさのほうが
印象に残る程度の事実でしたわ。
終盤になって延々と続く庄司の火山の薀蓄は
全く読む気がしなくて流し読みでスルーしました(ナニ

管理局や理事会、国連云々の話も
人為的な天災後に
当事者の局長が全く登場しないので、
今更どうでもいい派閥争いの真相聞かされても
イマイチ頭に入ってこなかったですね。
怒涛のテキスト攻勢で
ジョーカーの火山云々や
理事会の陰謀設定を垂れ流されて
気づいたら寝オチしてました(オイ

結局、夏月と庄司は味方側だというのは
1周目の2章の時点でほぼ明らかだったので、
特に驚きはなかったかな。

2周目の弥生ルートも凛を振る展開で
2回も胸糞悪いくだりを見る羽目にはなって
気分は最悪でしたね(真顔
振った後にすぐにイチャイチャして
ふざけた雰囲気になるのも
イラ壁度のポイント高いですね。





☆周回クラウベンルート
2周目の最終章は
キティの鬱陶しさが半端ないですね。
婚約者の凛に対して
キティがあれだけやらかしたのに、
ちょっと号泣しただけで
ころっと態度を軟化させて
再度、薬を盛られる主人公は
無能過ぎて絶句しました。

というか人為的な火山の話が
主題のはずだったなのに、
最終章では完全にキティとクラウベンの過去話に
すり替わっているんですよね。

正直、主人公が過去にキティとクラウベンと
関わりがあったというのは1~3章の時点で
察せられるので、ぐだぐだやってないで
早く過去話をしてくれ!と思ったのは
俺だけじゃないはず。

前述通り、周回2章のジョーカーのくだりもそうですが、
謎の前に無駄な展開を入れて
勿体ぶって遠回りしすぎて
途中からもう真相とかどうでもいいよって
思っちゃいました(オイ

いや正直、キティとクラウベンの過去話って
閉鎖空間脱出設定の本筋とは
全然関わっておらず、
完全に別物みたいなもんなので、
別にわざわざこのゲームで
やる必要がないお話な気がするし、
俺がこのゲームに
求めているお話ではなかったので(ナニ


結局、予想通り、
キティとクラウベンは
過去、施設で主人公と会っていただけですが。
結局、施設で他の人物との関わりがないとはいえ、
数回クラウベン(カティ)に
じゃれあっていただけで
主人公に入れ込みすぎて
どうにも違和感が拭えませんでしたね。
うーむ、子どもが親を初めて見て
懐く感覚みたいなものってことですかね。

それにこの過去の記憶を主人公が思い出したときに
俺と出会うことで彼女の人生は狂い始めた、俺は彼女を見捨てた、
俺は自分の都合で彼女をひとりぼっちにしてしまったのだ
とか言い始めてそこまで大事だったか?と首を捻りました。

言っちゃ悪いですが、
所詮、施設の研究対象になっている
子どもとの口約束と他愛もない会話をしていただけなので
主人公にそこまで落ち度はないですよね。

確かに重病と口伝されていた子どもに
安易に軽々しく約束するのは駄目ですけど、
はたからみたら結果論にしかみえませんでした。

この辺は圧倒的描写不足のため、
全然話についていけなかったです。
無駄に設定の薀蓄や脱線話は長いのに、
肝心のキャラ間の心理描写や背景が薄すぎなんだよなあ。

2年経過して、
身体は急激に大人になるも
精神は子どものキャラに愛してる!とか言い出す
主人公の思考は理解不能の一言。
普通、救うってあの時の子どもを助けるという思考回路に
行き着くと思うんですががが。

しかも、クラウベンルートの1周目では
婚約者の凛は完全に放置。
クラウベンは可愛いから乗り換えですかそうですか。
2周目でちゃんと凛と対峙して決着をつけますが、

正直クラウベンルートの1、2周目の違いは
Hシーンの有無と上記の点だけなので、
このルートは1つにまとめて欲しかったですね。
いや1周目の凛放置ENDのモヤモヤっぷりと
2周目の9割既読skip作業のダレっぷりの二重苦だったので(ナニ

クラウベンルートの3周目で
ようやくクラウベンとキティ、
主人公の過去が明かされます。
うむ、このルートをプレイすると、
キティの境遇のひどさが明らかになるので、
キティに対しての印象が大分変わりましたね。

今までのキティの暴虐無人っぷりに
イライラしっぱなしでしたが、
そうなるのもしょうがないかなあと
一応納得はできました。

ただ、クラウベンとキティが
主人公ぞっこんの理由も判明しますが、
理由としては前述通り、描写が弱いですね。
実験研究対象でまともに話す人がいなくて、
なおかつ感受性の高い幼少期だったので、
クラウベンとキティは
主人公に速攻で惚れたってことですかね。

でもクラウベンは主人公に数回しか会ってないし、
キティにいたっては遠目で見て、
1回話しただけでメンヘラ化していて
ちょっとついていけませんでしたね。

というか2年前の外見が子どもすぎて
恋人というより子どもと親の関係といったほうが
しっくりくるんですよね。
そのせいか2年後に
主人公の恋愛対象になるのは
違和感しか感じなかったです。


にしても、
そもそもクラウベンとキティの
遺伝子研究云々の話が
詳しく語られないのはどうなんですかね。

地下道中の把握能力や地震のシステム操作、予知能力等、
結局、詳細な理由が語られませんが、
混血種とクローンの遺伝子操作で
能力を発露 or 保持していて
万能能力持ちでしたってことですかね。
説明があったのは
急激な成長の理由が
3倍体の影響くらいですかね。

クラウベンの自己の存在否定は
相反した研究内容やキティへの負い目で
キティの邪悪云々のくだりは
相反した研究内容や遺伝子操作の影響、
クラウベンへの嫉妬や逆恨み、性的暴力による性格の歪みあたりですかね。

1周目から最終章を通して
あれだけクラウベンやキティに
思わせぶりな態度や伏線を
ばらまいておいて万能設定の説明を
さらっと流されるとなんかモヤモヤしますね。





☆周回キティルート
次、キティルート。
キティルートは
悲惨な過去があったので、
同情してください、情状酌量の余地あり、無自覚な悪意でした、
故意に地震をおこすプログラムを操作したのも
女の子のいたずらだから許して♪ですって。
主人公がさらっとお仕置きして、
何故か結ばれて
ちゃんちゃんって感じですかね(投げやり

うーん、悲惨な過去があっても、
今までの全方向の無自覚で無邪気な悪意と
所業に対するイライラ度は解消されませんね。
同情要素を出すのが後出しすぎて、
あまりにもヘイト溜め過ぎなんだよなあ。
前述通り、悲惨な過去で歪むのも
仕方ないというのは納得しましたが、
心情的にはイラ壁過ぎて
冷静に見れなかったですね。


主人公がキティを好きになったのは
根負けしたわけではないとかいってますが、
はたからみたらどうやっても逃れられないキティに
折れただけにしか見えませんでしたね。

というかキティにしろクラウベンにしろそうですが、
過去に会った記憶が戻ったからって
主人公の心変わりに違和感ありすぎなんだよなあ。

それなのに、記憶戻っても
婚約者の凛は
あっさりポイ捨て状態にするのは理解不能ですね。
案の定、キティルートでも婚約者の凛に
必ず帰っててくる!と約束したのに、
そのまま放置で別の女に乗り換え(ry

2周目のクラウベンルートで
主人公が「理屈じゃないんだ!」と言い訳しているし、
3週目では今でも凛に会いに行くべきだと思っているけど、
愛がうんたらかんたらと言い訳しているし、
婚約者いても、記憶が戻っても、
他キャラに乗り換えるのは
理屈じゃないんでしょう(投げやり

こうなってくると、
正直、凛に関しては
婚約者設定じゃないほうがよかったかもしれませんね。
この設定だと、どうあがいても
主人公は駄目キャラの烙印を押されるという意味で。

例外だったENDは
手配中の主人公に関わると、
命の危険に関わるので、
あえて凛と別離した夏目ルートだけかな。

正直、クラウベンとキティは
過去の詳細が明らかになったら、
設定や境遇的に主人公にベタ惚れなのも納得なんですが、
主人公に関しては、婚約者の凛より
彼女達に乗り換える説得力が薄いんですよね。
前述しましたが、惚れるというより
同情や責任、父性といったほうがしっくりくるかなあ。

後、キティの悲惨な過去の詳細が
明らかになるのは12周目で
話の構成的に遅すぎでしたね(2回目

それまでのルートでさんざん
キティの暴虐無人っぷりを見て
ヘイトが溜まっていただけに
悲惨な過去が明らかになっても
タイミングが時既に遅しだったので、
キャラとしては全然好きになれないんですよね。
もっと早い段階で
ネタバラシしてほしかったです。
重要な事なので、何回でもいいます(ぇ







☆周回雛乃ルート
最後の雛乃ルートですが、
このキャラは個別ルートどころか
キャラとして存在する必要あったんですかね?(辛辣

いや地震や遺伝子研究の話にも
関わっていないキャラですし
他キャラと比べるとヒロイン同士の修羅場もないし、
いてもいなくて問題がない立ち位置ですし、
主人公と昔、顔見知りだった過去も
パン屋の店員で偶然、
主人公に助けてもらって惚れたとかいう
取ってつけたようなエピソードなので、
存在意義が不明でした。

しかも、このキャラが
一番最後にルート解放っぽいので、
余計に謎でしたね。
お話も1周目のキティルートの延長上なので、
キティとHした後、雛乃とHする展開なので、
さらっと雛乃に乗り換えた感があって
ルートの構成としても雑でした。
いや最後はクラウベンルート固定にしたほうが
断然、余韻が残ったという意味で。

最後に解放される
おまけのルートは
ヒロイン達の内面独白と語りが
延々と続きますが、
これまた冗長でしかもつまらないという
最後まで締まらない〆でした(真顔

最後のスキな人いる?という問いかけに
この作品のヒロインで
好きになったキャラはいなかったなあ…と
無意識に嘯いていました(オイ




☆他、雑感等

各ヒロインとの恋愛関係について。
婚約者の凛と本心隠しの夏目以外は
どのヒロインにも言えるんですが、
速攻で一目惚れしてすっ飛ばしで、
記号的な言葉の「好き」「スキ」という単語を連呼するだけで
過程かっ飛ばすし、キャラ描写も薄いので、
主人公が好きだってことが伝わってこないんですよね。

キャラ描写や詳しい過去話を
もっと語ってもらわないと
キャラに感情移入も同情もできないし、
世界観にすんなり入っていけないんですよね。
クラウベンとキディは境遇的には
一目惚れもやむなしなんですが、
あれは前述通り、恋人というより父娘(ry

そんなわけで
イライラするキャラだなあ、
外見だけは大人でどいつもこいつも
ただの駄々をこねる子どもにしか見えないなあとしか思えず、
主人公にシンクロしてキャラを救済したいとは
全く感じられないんですよね。
だから、テキストも頭に入ってこないし、
あまり面白いとも思えないんですよね。

キティとクラウベンが子どもというのは
遺伝子研究編の真相知ると
まさにその通りだったんですけどね。

地下空間の密室脱出サスペンスや記憶喪失、陰謀要素等は
舞台づくりの設定でしかなく、
メインは人間関係の愛憎劇で
愛やら好きやらが主題の話でもあるのに、
言葉の応酬だけが先行して
修羅場や説教、脳内完結で
終了してしまっているんですよね。
肝心の人物描写が(ry


閉鎖された地下空間、密室脱出、
愛憎劇、ミステリーサスペンス要素あり、
この設定でここまでシナリオ展開が退屈×冗長でなおかつ
登場人物がフラストレーションを溜めるキャラばかりなのも
ある意味すごいですね(コラ

キティとクラウディアの設定自体は悪くなかったので、
キャラ描写を増やしてなおかつ
もっと本筋の人為的な地震のシナリオと
絡められる展開だったら面白くなりそうな気がしないでもないです。

他ゲーで例を挙げるなら、
作品の雰囲気や内容的には
事件やキャラ設定の真相に
どんでん返しがない
Ever17ってところですかね。

ECHOは
作中であれだけ冗長な展開や
周回プレイを強要されるなら、
それに見合うくらいの驚きの真相や伏線回収がないと
満足感は得られないかなあ。
コンプしてもやっと終わった…という倦怠感しか
残らなかったですね(直球

次。パニック者特有の
ハラハラ・ドキドキ感について。
天災系が題材となると、
動的な映像の迫力がないと
盛り上がらないのも痛かったです。

1周目では濁流や炎塵爆発、鼠進軍等、
定番のネタは仕込まれていたんですが、
如何せんイベントとしてはもうひと押し足りなかったです。
銃撃戦も主人公にほとんど対抗手段がなくて、
逃げ回るだけなので微妙でしたね。

また、前述通り、
閉鎖密室空間からの脱出という意味で
生死の緊張感があるのは、
1~2周目だけですね。
その他は天災的な危険がほとんどないし、
3周目は研究所という休憩場所があるし、
場違いなヒナと自由奔放なキティのせいで
雰囲気ぶち壊しですからね。

パニック時の
醜い愛憎関係の争いと
キティによる掻き回しのほうが主題のようですが、
ただ単に不快なだけのキャラが多く、
また理解不能な行動も多く、
人間関係もあまり入り乱れていないので、
盛り上がらないですね(2回目


後、どうでもいいことかもしれませんが、
大半は避難所に対比しているとはいえ、
生存者は弥生以外、関係者で
なおかつ他の人間の死体には
埋もれたマドハンド状態で
数回しか遭遇しないのは
ちと違和感がありました。

一般人の弥生が地下街で買い物している時に、
地震発生して気づいたら
迷い込んで地下の洞窟にいて
機密要素が高い主人公の勤め先の近くで
主人公と遭遇する展開って結構無理がありますよね。

また、ターミナルで待ち合わせするも
地震発生して閉じ込められたとか
登場人物以外の一般人がもっといてもいいですよね。
また、記憶喪失前の主人公への銃撃やヒナとの初対面の流れ等、
ちょっと展開に無理があって違和感バリバリでした。
まあこのへんは適当に流せってことですかね。






☆エロ関連
エロシーンに関しては
1-2周目で10時間近く、プレイして
結ばれるキャラもいるのに、
キスのみで本番シーンなしとかいう
エロゲとは思えない構成でしたね(直球

3周目の終盤に
ちょろっとキティと弥生の絡みがあるまで
まともなエロシーンなかったですね。
最終章でようやくキティとのHシーンが発生しますが、
まさかの数クリック終了で使い物にならなかったです。

弥生もそうですが、
キティはあれだけやりたい放題、
場を掻きましてヘイト溜めたキャラだったので、
ガチ凌辱してほしかったですね。
というか主人公以外のキャラに輪姦されて
ずたぼろにされてほしかったですね(真顔

弥生やキティのように
ヘイト溜めまくりのキャラは
それまでのイライラを発散させてくれるくらい
スカっとする展開がないと気が晴れないんですよね。
イライラさせるだけさせて勝ち逃げとか本当勘弁でした。






☆総括
総括としては
これなら同ジャンルの
B級パニック映画を見るほうが
短い時間でお手軽に楽しめるなあと
思っちゃいました(小声

余談ですが、
DMMの本作のTOP画像は
エロCGでなんだか微妙ですね。
パケの画像にしたほうが雰囲気があって
購入意欲がわきそうな気がしました。

2016y10m06d_170713684

感想記事は特に推敲せず、思うがままに
愚痴の垂れ流し状態になっているので、
何度も周回して繰り返すこの作品の構成と同様、
何度も重複した酷評を
繰り返し記述していて
冗長になっているのは仕様です。
まあ作品と同じような形態ということで
流してください(オイ

読後のイライラを解消するために
ひたすら書き殴った状態なので、
自己満感想なのも仕様です。

余談ですが、
本作で一番びっくりしたことは
説明書のスタッフコメントに
トノイケダイスケ氏の長文コメントが
あったことですね(オイ
終わり。



ENDメモ
・凛END
・弥生END
・キティEND
・周回凛END1
・周回凛END2
・周回凛END3
・周回弥生END
・周回夏月END
・周回クラウベンEND1
・周回クラウベンEND2
・周回クラウベンEND3
・周回キティEND
・周回雛乃END
・クリア後解放おまけシナリオ


以上

俺の5日間はECHOで終わった…。
半日くらいでコンプできるでしょと
軽い気持ちでインストしたんですが、
予定が狂ったでござる。
徒労感でぐったりしているので、
次回は軽めのゲームやろうそうしよう。