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なんとか3作品目クリア。
これで寝れるわ。
FEARLESS]の感想でもどーぞ。
期待してなかったせいかもしれないが、面白かった。
てか埋もれすぎててワロタ。

というかパッケージと紹介文がダメすぎ。
パッケージはヒロイン二人が立っているだけでどんなゲーム化想像しにくい。
裏パッケの紹介文はキャラの意味不明な説明と話の内容が分かりづらいCGだけで、

どういうゲームなのか全く伝わってこない。
そして、OHPはnot found。
getchuの紹介文も説明不足。エロスケも感想文がほとんどない。

情報がなさすぎて敬遠されてそうな作品だ。
そんな中、怖いもの見たさで手に取ってみたが、
パッケージでは想像できない人外バトルと妹(柚)萌えゲーだった。

中盤からの化け物(蟲系)、霊、気功波等、とんでも展開過ぎて予想外に楽しめた。
ただ、演出とかエフェクト、戦闘CGはほぼ皆無なので、その辺は期待してはいけない。
主人公が霊を素手で殴ったり、ナイフで傷つけたりするのは斬新で面白かった。

残留思念は心が宿ったものなので、殴ってやる、消してやるという強い想いを
のせた攻撃なら何でも霊にきくという発想は面白い。
後、何気に妹ゲーだった。

主人公兄妹、桜井兄妹、八坂兄妹、それぞれの兄妹が物語にかかわっており、
各キャラにおける兄と妹の絆、恋愛、執念がキーワードになっている。
最近やったイノグレの殻ノ少女と似たものがある。


■キャラ
・主人公。
フルボイス。
学生にもかかわらず、30代くらいに見えるくらい落ち着いていて大変クール。
最近、やったゲームがヘタレ主人公ばかりだったから余計にカッコよく見えた。
特殊な血筋で血を見ると破壊衝動が走る。

また、覚醒すると鬼のように強くなるがどちらも代償として収束後、体に痺れがでて極端に動けなくなる。
学生とは思えないほど落ち着いている、頭がいい、行動的、責任感あり、イケメン、なんだかんだやさしい、博識
クールな声、妹思いのお兄ちゃん、ジョークもこなせる、たまにはっちゃける.、世渡り上手、電子機器の扱いにも
長けている

ピッキングもできる、状況判断が早い、実はかなり強い、人殺しすらお手の物、経験済み、現実主義者
と非の打ちどころがないほどの良主人公。

助けるべき優先順位を理解しており、非情なところもいいね。

「ちょっと首を刎ねられそうになっただけだ、大したことじゃない。」
「今から殺す。俺がそう決めればそれは確定されたこととなる。」
「中途半端な情は仇になる。」

こういうことが言える主人公はそうそういない。
まじぱねえ。
覚醒すると強敵を瞬殺するできるくらい強いので、主人公無双を期待する人にもお勧め。
こんな良主人公はめったにいないので、この主人公目当てでもやって損はない。

・柚
以前は快活な性格だったが、兄が失踪したことで暗くなり、物語開始時は無口で何考えてるかわからないようなキャラ。

初めてエロシーンで仮面が外れかけるのが垣間見えるが、その姿が真実なのか打算なのか分からず、否応なくひきつけられる。

この無口キャラが主人公に心を開いていく過程が大変よろしい。
秘密を打ち明けた後の中盤あたりから無口でも細かい仕草や描写により彼女の気持ちが察せられるようになり、
冷たい印象ががらりと変わる。

七桜の親殺しの業を救ったり
澄ました顔して、よくやきもちやくのが可愛い。

中盤以降の七桜との舌戦や日常会話で交える冗談と毒舌は小悪魔的で可愛らしく、面白い。
良ヒロインである。

・七桜
どこにでもいるテンプレ妹キャラ。
足手まといなのに事件にかかわろうとするから、イラッとする。
そして、事件に関わって案の定、敵に捕まって主人公の足を引っ張る。

こういうヒロインは本当嫌いなんだよな。
柚がイイキャラをしてるだけに余計にダメさ加減が目立つ地雷ヒロインだった。
無神経で人の話も聞かず自己中心的。

能天気で生死にかかわる状況なのに、全く理解していない場面が多々ある。
同ライターである葉の鎖の能天気なキャラ達はこいつが受け継がれたのか。
そして柚をもっと尖らせたのが恵かな。

それとブラコンだから少々いきすぎるところがある。
当然ながらやきもちやき。
俺は全く受け付けなかった、

柚×七桜でたびたび柚が完膚なきまでに七桜を舌戦で言い負かしてて、かなりすかっとした。
声優がすがすがしいほど棒。
緊張感のない言動とひどい声があわさって、戦闘中もこいつのせいで緊迫感がなくなるからもはや存在自体有害だった。

・佐夜子
八坂に従っていた経緯や戦闘能力を持つ背景など、全てにおいて説明がされておらず描写不足すぎる。
必要ないキャラその1

・彩葉
図書館に囚われた少女。
こちらも描写や背景が全く説明されていないので存在意義が不明。
七桜の反応から恐らく、八坂によって殺されて図書館の壁に埋められた七桜のクラスメイトと思われる。

ただ、何故図書館の壁に埋めたのかは不明。
霊場の関係かと思われるが霊場自体も説明されていないので謎のまま。
後、裏パッケに名前があるけど本編では確か本名は登場しなかった気がする。
必要ないキャラその2


■絵・演出
絵は8年前だとしても、古臭く、構図がおかしかったり、崩れたものが多く
お世辞にも良いとは言えない出来。

後、CG枚数や演出が圧倒的に足りてない。
ほしいと思ったシーンにCGや演出が足りてなかったことが結構あったのが残念。
CGがほしかったところや気になったところを列挙。

・戦闘時のエフェクトが一切ない
・戦闘時はほとんど画面が真っ暗で文章描写のみなので場面を想像しづらい
・主人公がバカップルに殴りかかるシーン
・アルバムにある明るいころの柚子の写真や八坂美槻、桜井兄の写真
・本棚が作為的に襲ってくるシーン
・化け物が壁を破壊して崩れるシーン
・電車のドアが外れて柚子が外に落下するシーン
・夜の校舎での霊の攻撃シーン
・図書室でのただれた腐れ落ちた顔の子供が振り返るシーン
・旧校舎内で出た四本腕の化け物の立ち絵・CG
・生徒やマネキンの惨殺シーン全般
・八坂との戦闘シーン全般
・マネキンと佐夜子達のレイープシーンを何故省略したのか

ここらへんのCGや演出があったら、もっと状況をイメージしやすくなるし、臨場感もあがって話が盛り上がったかな。

ただ、その辺は脳内保管でなんとかなるくらいテキストがわかりやすかったので許容範囲だった。
ところどころえぐいCGがある。

目に釘さすとか眼球舐める絵とかある。
グロ絵はそこまでじゃないんだけど、幕間でいきなしそのCGと悲鳴がくるからちょっとびっくりする。


■シナリオ
言わずも知れた葉のメインライター枕流氏。
今回は当たりシナリオ。

状況の推移やキャラの描写不足で荒削りなシナリオだが、読み応えがあるテキストであり
物語も先が気になる展開だったので、飽きることなくさっくりと読み進めることができた。
また、予想外の燃え展開は同ライターの後作品である鎖の片鱗がみられた。


■ED
クリアした順に列挙。

○この世界に二人だけ
七桜が誘拐されたので、柚放置で置き去りにして八坂をぶっ殺して海外へ逃避行である意味BAD END。
わからないことが多すぎるし、柚放置で可哀想だし、七桜はレ○プされるし、しこりが残るENDだった。
わからなかったこととオールクリア後の伏線回収を列挙。

・何故最後に力を使ったと主人公が動くことができたのか
→説明されていない。恐らく鬼のチートスキル。

・八坂が殺した教師の正体と殺害動機
→地下施設の調査員、施設を利用していた八坂にとって都合が悪かったから。

・八坂がどうやって分身して殺されなかったのかの説明。
→説明されていない。八坂のなんでも能力(笑)。

・八坂のしもべ8人が馬に乗った化け物に殺された理由
→説明されていない。2項目下参照。

・八坂のしもべが何をしようとしていたのか
→説明されていない。生贄として呼び出されたとかかな。

・馬の化け物を操った黒幕(失踪事件も恐らく同一人物)は誰なのか
→説明されていない。というか最後までやると結局黒幕は八坂なので肩すかしをくらった。
桂木の言動のせいで完全に騙された。ただ、じゃあ馬の化け物はなんなんだよってことになる。
儀式の血が足りなかったとかで身内も殺したとかかねえ。

・夜の学校で首を吊っていた死体はなんだったのか
→説明されていない。恐らく、儀式で殺された人達。

・旧校舎が建築的に問題ないにもかかわらず、新校舎を作ったのはなぜか
→過去に使われず放置されていた軍の地下施設を解体するため。霊場?

・図書館にいた女の子とはは何だったのか
→説明されていない。彩葉の欄参照。

・八坂の真意
→肺がんで死んだ妹の再生、描写不足なので、もう少し妹とのエピソードや経緯を語ってほしかった。

・桂木の真意
→説明されていない。

・幕間にはさまれる少女の残虐シーンと6人の少女たちの失踪事件の謎
→八坂の仕業、儀式要員。

・桜井兄の行方
→死亡。柚の席の真下に埋められていた。八坂の仕業。


○来訪者はいつも突然に
佐夜子に撃たれて、訳も分からず死亡するBADEND。
超人の主人公も油断するとあっさり殺されるものなのかと唸った。
全く謎が解明されず、余計に謎が増えて訳が分からない。

・佐夜子の正体
→八坂のしもべ。

・柚の行方
→不明。

・早川正一の魔術本と桜井兄の関連性
→壷毒つながり。

・トイレの個室からブルドーザーのような音がしたが何だったのか
→説明されていない。恐らく八坂のいやがらせ。

・柚の電話の齟齬
→説明されていない。


○鎮魂の鐘は鳴りやまず
俺たちの戦いはこれからだEND。
このENDで大方真相が判明する。
八坂がまんま黒幕だったので、ちょっと拍子抜けした。

八坂がなぜか生きていて、病室で主人公と対峙したところで終わるとか消化不良すぎる。
ぶっちゃけ桜井兄の遺体や主人公の母関連も回収して、尚且ついい雰囲気で終わってたんだから、学校の場面で八坂殺してそのまま病室で後日談で終わらせた方がよかったと思う。

・寺に祭られた鬼の手
→シナリオ展開に関係すると思ったら、ほぼノータッチの空気設定だった。

・両親が交通事故で死亡したというのは嘘?、真実はどうだったのか
→母親が異能で父親を殺した、その後主人公が母親を殺した。描写不足、
母親が八坂の飼う化け物になり下がっていたことの経緯と鬼ケ淵村の過去編が欲しかった。

・旧校舎に埋められた死体?(幻覚)は何だったのか
→左右対称をやると幻覚ではないことがわかる。ただ詳しく説明されていない。
恐らく旧校舎(地下軍用基地)は霊場で、そこに遺体を埋めると儀式の力が高まるとかかな。

・図書室での違和感(周りが全員左利き、頬に貼られた絆創膏のロゴが鏡文字)とは何だったのか
→八坂のマネキン。

・濃霧の原因、マネキンの原因
→八坂の仕業。

・桂木の腕の正体
→説明されていない。さぞかしすごい力なんだろうなと思ったら、どのルートでも出番がないとかひどい。


○My Systers
八坂の儀式の実態が明らかになり、それを阻止するEND。
浮霊角を使い本気になった八坂がなぜか七桜に苦戦する様には茫然とした。
まあその後面目躍如するけどね。

桂木は強いと思ったら、このルートではあっけなく八坂に殺されるしイマイチ強さがわからんな。
後、このルートやって心底思ったのが七桜は本当に自己中で主人公の気持ちをわかってないこと。
主人公は過去に母を殺すという咎を化しており、その咎をさらに増やす気なのかと。

なんかもう本当ないなと。これが男だったらまだわかるんだけどな。
こういう犠牲を伴う行為は男の特権だからね。
主人公が自制を働いたからよかったが、それは結果論ですよねえ。

後、桂木の死が完全スルーなのが不憫だった。
ただ、エピローグの際の柚と主人公のやりとりは大変よかった。

・佐夜子の八坂に従う理由
→強いものに従う?、説明されていないので意味不明。

・柚の能力
→桂木によるもの。


○抹消
戦闘に敗北し八坂に殺されるEND。
これは速攻終わる意味のないBADENDなのでわざわざEDに入れる必要はないかな。


○鉄の抱擁
七桜が改造人間にされてあっけなく主人公が殺されるEND。
七桜の処女判定で純潔の場合、master of dollルートではなく、こちらのENDになる。

ただ、これも速攻で終わる意味のないBADEND。
このルートをどうせ作るなら、主人公の存在意義である妹が改造されても、強い意思で妹の屍を乗り越える展開か

主人公が心を壊して暴れまくる展開とかにすれば面白かったのにな。
ちなみに、master of dollルート同様、八坂妹の死体を発見し、八坂の狂愛が垣間見れるルートでもある。


○Master of doll
改造人間にされた七桜とともに暮らすEND。
こういう哀愁があるENDもいいね。

短すぎるので、尺がもっとほしいわ。
八坂が総じてあっけないから困る。


○左右対称
八坂の術中にはまり鏡に吸い込まれ人格を奪われるBADEND。
これも速攻で終わるあまり意味のないEND。
ただ、エピローグで壁に埋められた女子○生の死体が本当にあったものだと話からわかる。

以上

エロスケは、こういう埋もれた良ゲーを発掘できるのがいいね。
荒削りで説明不足なところも多く、勿体ない作品ではあるが、結構楽しめた。
レビューしてくれた方に感謝。