蒼海のヴァルキュリア攻略完了<挨拶

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4日でアナスタシア制覇した。
来週は新作ラッシュだし、その前に出来るのは3本くらいか。
何崩すか迷うわ。

以下ネタバレ感想。
アナスタシアの中では最下層の出来。
シナリオは今回は前作と違って艦内で事件が推移するけど全くもって面白くない。
なんというか捕虜脱走といい艦長拘束といい重要機密がある潜水艦の警備が手薄で脱出といい、展開が強引で違和感が目立つ。

乗組員は女ばかりとはいえ軍人なんだから、進路を目的地から南に変更、捕虜を艦長扱い、
フェルレーア軍に投降を明言等、数ある場面で普通は命令だからというだけで納得いかないと思うんだけど。
それに捕虜になったら犯されて死ぬ可能性が高いのは明らかなんだから、すぐに暴動起きてもおかしくないと思うんだけどな。

暴動のタイミングがどう考えても失敗するような時で遅すぎだったりと話が都合よく行き過ぎてて腑に落ちない。
ターニャやマルク、マリノ、ドナ等のキャラの唐突な心情変化についていけない。
最後に都合よくみんないい人になりすぎでしょ。

やるならやる、信じるなら信じるで、信念つき通す奴は主人公以外、いないのかよ。
トッシュや少佐の真意も一応説明されたが、イマイチ納得いかなかった。
裏切り者や別組織に属する人間が多すぎるのも萎える。

戦争の勝敗を分けるほどの軍の重要機密を扱っている潜水艦にそんな簡単にスパイが何人も潜入できるのかよって突っ込みたくなる。
後、ターニャのような蝙蝠にすらなっていないやつは4章の暴動後に即拘束でしょ。

何でそのまま船員として使ってるのか意味不明。
後、5章でトッシュは殺しとけっての。
また、潜水艦同士の戦闘もほとんどなく、唯一の戦闘も一方的に逃げて隠れる展開なので面白みが減った。

無理があるシナリオなので、違和感があり終わった後も特に感慨が湧かなかった。
前作ではほとんど気にならなかったけど、今作では非常識なキャラが多すぎ。

いきなり機密の重要任務中に捕虜とヤリだすヴィーデといい、存在そのものが作風とあってなくてイラ壁のミニアムといい
行動原理に説得力がないドナやターニャ、マリノといい鼻につくキャラばかり。

主人公も頭足らずの無能で偽善者だった。
作中でも言ってるけど、戦争と言う題材にも関わらず性根が甘い。とにかく甘い。
仲間を信じるっていうのは、盲目的に裏切られても信じる、なにやっても許すっていうのとは違うと思うんだが。

他キャラも問題ありだけど、主人公も艦長として処罰をするときはきっちりしないといかんでしょう。
捕虜が逃げた後に、原因追求して対策や処罰を行わないとかあり得ない。
ヴィーデとドナなんか一回目の捕虜脱走のときだけで真っ黒ってわかるくらい怪しいのに。

ことあるごとに仲間仲間と連呼してるけど、キャラ同士の描写が全くと言っていいほど足りないし
裏切りや騙しあいばかりなので説得力がない。
というか軍所属にしてはどいつもこいつも考えが甘いしすぐ塞ぎ込んだり、根性なさ過ぎてひどくないかこれ。

後、凌辱がぬるすぎて期待外れすぎた。
それと勝手に回想省略でマッハ堕ちしてるのがありえない。
気絶している間とか口ふさいで叫ばせないとか嫌がってないとか自ら進んでヤルとかこれ和姦じゃね?とかエロシーンが微妙すぎた。

違和感ばりばり。
凌辱もあるけど、全体の2~3割くらいか。
使えるのはエルカとターニャくらいかね。

中途半端にシナリオに力入れようとしたら失敗してキャラも何考えてるかわからない、抜けもしないという負のスパイラルだった。
同じ船ものの岸田さんを見習ってくれ。
せめて幻燐や姫狩りくらいの凌辱に仕上げてほしかった。

システムは前作の面倒な戦闘システムを省いた点は○だけど、
エウシュリーといえば、ゲーム性なのでADVパート以外に何でもいいから
ゲーム要素を組み込んでもらいたいところ。

正直このメーカーがゲーム性ぬいてシナリオで勝負するのは心もとないし
ユーザー側もADVのみのゲームをこのメーカーに求めていないんじゃないかな。

以上

アナスタシアは処女作からずっと低空飛行だな。
そろそろ本家級の面白い作品が欲しい。