禁断の病棟 特殊精神科医 遊佐惣介の診察記録(アトリエかぐや)攻略完了<挨拶

禁断の病棟


エロイですね。
でも前2作と比べると大分パワーダウンしていて残念。
以下ネタバレ感想。
本来のかぐやに戻った感じ。なんだかんだで抜ける。

前2作が突然変異で良かったんだよね。
まあ今作も抜き特化でこれぞエロゲーって感じで悪くはない。本来のかぐやはこんなもんかなと。
ただ、やっぱり不満は残るのでぐだぐだと書いときます。
主人公の目に宿る特殊能力"シークレットデザイア"にかかればどんな女もイチコロらしい…。
シークレットデザイア→他人が抱える禁忌・コンプレックスといったマイナス方面の情動を動かすことができる能力。
ちなみにこれは主人公が命名したらしい。
しかも命名した時期が実験繰り返した後だから、
いい歳した大人の時期に決めたのか。永遠の中二っすなあ。
と、また痴漢3と同じようなノリかと少し期待したら全くそんなことはなかった。
こういう設定は、痴漢3みたいに突き抜けるくらいやらないと中途半端感が否めない。
普通に技名とかつけないで催眠能力でよかった。
痴漢3みたいなノリだったら苦笑できたのになあ。
まあはっちゃけ系は何度もネタ併用されると冷めるので、
あまりこういう馬鹿なノリの作品を連打するのも考えものだけどね。
でも、中途半端なのは一番駄目だと思った。

シナリオだけど、今回は前2作と比べて全体的に淡泊。
個別の尺がいつもより短くて、あっという間にEDだった。
最初に攻略可能な4人の個別はバッド、ノーマル、正規の3つのEDがあるんだけど、
一周すると最後以外ほぼスキップ状態。
看護婦2人も一周したらほぼスキップで個別がかなり短い。
それにしても、どのEDも最初のライバルとの対決設定を何故かはしょって終わらす、
もしくは、完全にスルー状態か勝負の決着はつかないままという微妙なオチ。
肝心かなめの人造人間や過去の理事会の実験設定もシナリオやエロにほとんど活かされていない。
上記の点を片っ端から全部スルーして、
いきなしEDいってfinするから「えっ!?」ってポカーン状態になったよ。
ヒロインとの関係すらうやむやなままだったり、問題が解決してなかったり、
対決スルーだったりと、尻切れトンボなエンドばかり。
サブ4ルートのぐだぐだなエンドは百歩譲って目をつぶるとしても、
さすがに病院側の3ルートで、根本の話である決着の過程や核のバイオノイド設定くらいは、
尺伸ばしてうまく消化してほしかった。

ハーレムルートの理事達や反町への決着のつけ方があまりにもやっつけすぎて、空いた口が塞がらなかった。
対決設定や人造人間設定がなくても、話が成り立つくらい薄い話だった。
霧島家のように日常→エロ連打でキャラに愛着持たせつつ抜きゲーでもわりかし読めるシナリオ且つEDのバリエーションが多いわけでもなく、
痴漢3のように馬鹿みたいな展開や笑えるテキストを提供してくれるスタイリッシュで中二な主人公もいない。
気づいたらエンディングなほど、内容が薄い。
普通、抜きゲーでもエロの合間に日常シーンや話の進展があるよね。
でもこの作品だと、終盤になるにつれて、
エロ→場面転換、暗転あけたら既に前戯状態でエロ→また場面転換で既に臨戦態勢CGでエロ→∞→ED
どのルートもこんな感じ。
完全にエロ特化でキャラの魅力やシナリオ、シチュすらスルー。
いやM&M氏の絵はエロいから普通に使えるけどね。
でもそれにスパイスがあるとないとでは、実用度も結構変わってくるもんだなと。

今回もオール和姦。凌辱なし。
いや一応BADは、凌辱っぽいけど数クリックでヒロインが悦ってるから疑似凌辱くらいのノリか。
相変わらず凌辱、輪姦分が足りてない。
エロは速攻催眠堕ち。
ヒロインは病院側の2人以外、催眠で内在性的本能をさらけ出されて即H。
形だけの貞操観念で終わってた。
シークレットレザイアって過程や各ヒロインの個性やエロ反応を楽しむユ-ザーにとっては、害悪でしかないよね。
後、反町の薬もそうだけど、流石に万能すぎ。
沙良ノーマルエンドとかぶっちゃけ大勢に来られたら能力使ってる暇もなく捕まるでしょう。
にしても、発売前はレイナさんに期待していたのになあ。
高慢なオタク嫌い女を屈服させる展開を期待していたのに、
催眠のせいで全く嫌がってくれませんでした。
というか極度なオタク嫌いは、オタクとの輪姦の格好の的だというのにのそのシチュもしてくれなかった。
アヘってる状態でオタクと乱交するのはいいけど、
それより嫌がっている状態で輪姦してくれた後に
乱交シチュをやってくれた方がギャップエロとしてより使えたのになあ。
そもそも自分でも気付かない心の深層でえっちいことを望んでいるってのは別にいいけど、
初H前にそのことを論破して和姦にもってくとか勿体ないにもほどがある。
せっかくの高慢設定が台無しで残念無念。

後、かぐやはNTRの醍醐味をわかってないなあ。
主人公がヒロインのことを実験材料の一人程度にしか見てない段階で寝取られさせてもらっても困る。
増してや、NTRの後、速攻BADで寝取られた後の描写もほとんどないのではカタルシスも何もない。
それにNTRまでの過程が何もなく、
突発的に前触れもなくいきなしNTRイベントが発生し、超万能な媚薬で即堕ちする点や
それまでにヒロインとの交流イベントもほとんどなく感情移入も全くできない点も難点。
これではヒロインが寝取られても何とも思わない。
というか彼氏彼女の関係ではなく、とくに主人公がヒロインに対して特別な気持ちを抱いてるわけでもないから
これってNTRと呼べる代物でもないよなあ。
いや単語的にはあってるけど、ジャンル的には違うって感じ。
ライバルの反町は寝取りに対して何を準備するわけでもなく、
シナリオにも全く関わってこない空気キャラでしかも小物とかなんだかなあ。
主人公はヒロインを調教して順調に堕としていると思ってるけど、
合間に措置街視点が入ってヒロインを寝取られていたとかあればよかっただろうに。
ぶっちゃけ反町はモブでも問題ないくらい空気な悪役だった。
余談だけど、百合花の痴漢シチュで迅さんが飛び入り参加するのかと、
密かに期待してたら登場しなくて残念だった。
本編より作中に出てきたメイドカフェ"ジンジン"が気になって眠れない。
他に沙良や百合花の取り巻きのモブキャラを交えての乱交シーンとか見たかったな。
それとこの街にはナンパ師が多すぎて苦笑した。

以上

エロ面ではいつものかぐや。なんだかんだで抜ける。
そういえば、巨乳だらけで貧乳枠がいなかった。M&M氏のツルペタ絵は背徳感あって好きなのになあ。