アリスソフトのシェル・クレイル ~愛しあう逃避の中で~の感想でも書くか<挨拶

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ならけんさんの絵は昔からエロいよねえ。
性欲を掻き立てられるのう。
声なしだけど、余裕でいけました。

シナリオも、身分の差×禁じられた恋→逃避行というありきたりな設定にもかかわらず、
上手く練られていてグッド。
特に徐々に追い詰められていく主人公達の心理描写が秀逸。
中盤の衝撃の展開と終盤の加速する鬱展開には、目を見張るものがあった。
怖~いけど、すごいインパクトあって魅力的なサブキャラも登場するよ!

以下ネタバレ感想。
黒いメイドさん最高!
ぶっちゃけメインヒロインより好きです。
あの列車の二ヤケED怖い。
オルガさんは記憶に植え付けられた。
もう今後忘れられないくらいのインパクトがあった。

そんなわけで、ジェレミー&オルガにはしてやられた。
信じてたのに…。信じてたのにそんなのってないよあんまりだよ。って人間不信になりかけた。
ちょっとした歯車がずれると、こうなっちゃうかという典型。
どの登場人物も完全に悪い人じゃない、むしろ根はいい人というのが、この作品の肝だと思うんだ。
それゆえに鬱る。
主人公はあの状況だと、頑張った方だと思う。
俺だったら、煩悩と諦観にやられて逃避心中か薬漬けで再起不能エンド一直線に違いない。
後、地味にカティアがやれるとか結構すごいよね。
今だと、情勢的な意味で結構厳しい気がする。

難点はシステム。
分岐多めで操作性が悪い移動システムを採用しているのに、
既読スキップなし&S/Lできる箇所が限定的。
これは結構致命的。
やっぱりアリスの昔の作品はシステムがあかん。
正直、攻略見ながらやらないとやってられないと思った。