装甲悪鬼村正のコミカライズの感想でも書くか<挨拶

コミカライズはどれも面白いです。
正直、どれも公式FDの邪念編より面白い気がする

以下ネタバレ感想。
・装甲悪鬼村正 魔界編
7780dd60.jpg


悪鬼編~武帝編の間の話。
FDでやってほしかった部分をコミカライズした作品。
主に過去からタイムワープしてきた歴史上の偉人達と景明さんがツルギでチャンバラする。
勿論、景明は悪鬼化した状態なので、善悪相殺で一般人も漏れなく切り捨て御免状態。

本編にはなかった新たなツルギの独創性には目を惹かれた。
大仏や合体等、その発想はなかったと感嘆した。
コミカルにキャラの表情が変化し、ギャグとシリアスの匙加減がよろしい。
ただし、景明さんのみ、常時悪鬼モード。

後、雷蝶様はネタキャラと最強の片鱗っぽさが出ていて大変よろしい。
ただ、父親殺しの茶々丸をあのままスルーするかなあ?とは思った。
雷蝶様は、本編で不遇キャラだったので、
今後に再登場してツルギで大活躍する場面があるといいな。
2巻の茶々丸再登場は蛇足な気がするけど、茶々丸好きだからまあいいか。

・装甲悪鬼村正 英雄編
6391d84a.jpg


景明ではなく、一条視点の英雄編。
護氏死亡→景明六波羅のところからスタート。
話は、原作の魔王編と英雄編の展開を上手くミックスしており、且つ、オリジナル展開もあり、
いいとこどりで原作プレイ済みでも十分楽しめる。

ツルギの戦闘も上々、男キャラも本編の暗い雰囲気にマッチした影のある描き方でグッド。
童心様の威厳は本編同様、迫力があって大変よろしい。
女キャラも可愛らしく描かれているので、ゲーム同様、桜子の本番まで見たかった。
今月の続刊が楽しみだ。
一条が正宗に喰われて悶えながらも咆哮するシーンが早く見たい。

・装甲悪鬼村正 鏖
b2bc22a4.jpg


完全なるオリジナル。
他作品と違って、グロいです。
本編ではさらっと流されるか暗転する殺害、虐殺シーンを、
子ども~老人まで年齢関係なく腸から首チョンパ、ミンチまで克明に描写してます。

銀星号事件や景明の武帝、善悪相殺等、ここらへんの描写が本編でも直接的な画像では
省略されているものが実際はこうまで残酷なのだということを改めて思い知らされます。
そう考えると、余計に某夢遊病や某武帝エンド、某内輪もめ展開は、許せんなと思ってしまいましたとさ。まる。

話逸れた。
展開はオリジナルだけど、本編の残酷さ、善悪相殺の理不尽さが上手く描かれていて面白い。
ただ、敵のツルギのもろさと呆気なさは気になった。。
生身で訓練なしの子どもが、ばっさばっさとツルギを破壊していくのは流石に違和感があった。
設定をさらっと流して勢いで読める人なら問題ないけど、細かな点を気にしてしまう人には合わないかもしらん。

そういえば、原作でも思ったけど、善悪相殺の定義って曖昧だよね。
鏖編だと、妹より姉が確実に対象になると思った。
こまけーことはいいんだよ的なノリだろうからまあいいか。