だんでらいおんの『たいせつなきみのために、ぼくにできるいちばんのこと』攻略完了<挨拶

たいせつなきみのために、ぼくにできるいちばんのこと

俺氏撃沈。
やはり感動系の泣きゲーとは相性が悪い模様。

※ネタバレ&毒舌注意

ディスクレス可。
回想14。CG63(差分除く)。
クチュ音、パンパン音、BGVあり。
QS/QS、Autoあり。
ボイス連続再生機能なし、継続再生機能あり。
テキスト窓透過調整機能なし。
以下エロ内訳。


■郁奈多
手マン、立ちバック(制服)
胸揉み、まんぐり挿入、アナル正常位(寝間着)
69、背面騎乗位(私服)

■千鶴
キス、胸揉み、手マン、背面座位(制服)
手コキ、正常位(全裸)
バック/座位(私服/全裸)

■小鳩
正常位(制服)
体拭き、キス、69、バック(寝間着)
拘束目隠しバック(制服)
座位、アナルバック(制服)

■すず
キス、胸揉み、正常位(制服)
クンニ、パイズリフェラ、バック(私服)
座位、正常位(制服)

■アカネ
胸揉み、手マン、立ちバック(制服)



さて、まずエロシーンですが、
絵柄的に俺の好みの範囲外なので
使えそうもなかったです。
それとエフェクトoffにしても
H中、フラッシュしまくる仕様は×。
目がチカチカして抜く気が余計に失せました。
あのフラッシュ乱射の連打はテストプレイして
おかしいと思わなかったんですかね…。

次。シナリオですが、
郁奈多ルートはトキコ先生関連、本の設定説明、
千鶴先輩のルートもトキコ先生関連、
立場が同じである主人公との傷の舐め合い。
どちらも設定説明が主で、
本筋からは逸れるので蛇足気味でしたね。
話の核はメイン2ルートに集約されています。
以下ルートごとの雑感。


■郁奈多ルート
郁奈多シナリオは冗長気味でした。
Hまでの過程をすっ飛ばしすぎだし、
メインの本関連の話も二人の話ではなく、
郁奈多の母親とトキ子先生の話に終始していて
郁奈多はともかく、主人公は完全に蚊帳の外なんですよね。
延々と不思議能力からの
夢と本の過去話による設定の垂れ流しで退屈気味でした。

ただ、千鶴先輩のルートも
構成や展開の流れは同じですがさくさく読めたので、
単純に郁奈多があざとすぎて
俺の好みの対象外だったせいで
ダレただけかもしれないです(オイ





■千鶴先輩ルート
次。千鶴先輩のシナリオはさくさく読めましたが
こちらもイマイチ盛り上がりに欠けましたね。
話の展開的に夢で美鳥の幻影に罵られた後に、
勝手に塞ぎこんで速攻で再度自殺しようとする
展開のスピーディーさに唖然としました。
このルートは残念ながら
自殺未遂設定のインパクト以外、
印象に残らなかったです。

また、このルートもHまでの過程は
すっ飛ばしすぎの模様(コラ
サブヒロイン2名は最後まで
恋人?といわれてもしっくりキませんでした。






■小鳩ルート
死んだはずのすずが現実に出てきて、
主人公を惑わし小鳩がキレるの巻。
…。

冗談は置いといて、
実際はすずに罪悪感を感じている小鳩を救うために
すずの幻影が出現した模様。

まあ話の展開的にはどのルートも同じですね。
過去に囚われているヒロインや先生を救うために、
不思議世界から出てきた死人や意識不明の人達が
誤解やトラウマ、罪悪感を解消する流れですかね。

悩みは違えど、
構成はどれも同じなので
連続プレイしていると、
3ルート目あたりで飽きてきますね。
後、なんかこのくだりが説教くさく感じてしまい、
イマイチ感動しきれませんでした。

事故と妹が死んだショックの影響とはいえ、
主人公の記憶が都合よく
ぶっ飛んでるのはなんだかなあって感じでした。

後、メイン2ルート、特にすずルートだと
極端に主人公が後ろ向き&優柔不断で
現実逃避しすぎていてイライラしました。
現実を見ろよ!と何度も突っ込みたくなったのは
俺だけじゃないはず。





■すずルート
主人公が現実逃避してすずがいる夢の世界に逃げ込むも
すずに諭されて現実に帰って行くの巻。
or囚われて幻想と戯れるの巻。

このルートはすずルートというより
むしろ主人公ルートといったほうがいい印象。
いやすずがいつまでもうじうじしている主人公を
独り立ちさせる展開やタイトル的な意味で。
タイトルのぼくってすずのことで
きみが主人公のことでFA(ぇ

話的には他ルートやっていると
最初から展開や結末が予測できるので
全体的に間延び気味でした。

んで、この作品の構成的な欠点を挙げるとすると、
生前のすずの描写が薄い。
これに尽きますね。

夢や幻影、不思議世界ではしょっちゅう出てきますが、
生前のすずとの日常や事故の描写があっさりしすぎなので、
話やキャラに感情移入しづらく共感できなかったです。

そんなわけでいくら主人公が
すずの幻影に遭遇して感極まっていても
置いてけぼり状態で全然心が動かなかった模様(オイ
感動系の話でこれは致命的な気がしました。

また、全体的に泣き路線を
狙いすぎていたのもあって
イマイチ話にのめり込めなかったです。
さあ泣け!って感じで(ぇ

まあ単純に悲劇のヒロインのように、
ひたすら自己嫌悪している主人公を
好きになれなかったいうのが
一番共感できなかった原因かもしれません。


うーん、酷評しかしないのもなんなので、
いいところも羅列。

シナリオについては
散々酷評しましたが、
安易に奇跡発動で過去改変したり、
すずが復活する展開にならなかったのはよかったです。
奇跡のバーゲンセールをやられると
一気に冷めますからね。

キャラは先輩やすず単体の魅力はぼちぼちでした。
すずはもうちょっと生前の描写や内面、3人のキャラ関係を
掘り下げてくれたら化けそうなキャラ設定だったので、
ちと惜しかったです。

他にOPとEDが作風と合っていて
大変話を盛り上げてくれます。





上記2種のムービーを見て、
めっちゃいい曲&雰囲気じゃんと惚れ込んで
衝動買いしたくらいですからね(ぇ
切ない楽曲とBGMは最高でした。
むしろ話より音楽がメインかな(コラ


以上

やはり感動系の泣きゲーは俺と相性悪いようです。
そのせいかkey作品に苦手意識があって
全部積んでいて未だに一つもプレイしてないんですよね。

アニメのABも嗜好と合わなかったしなあ。
鍵作品はプレイしても
今作やsnow、alma、ファイブみたいに
酷評しちゃいそうで未だに崩す決心がつかない模様(ぇ