SPEEDの『フォレストインザダーク ~暗き森に集う夢~』の感想でも書きますか<挨拶

フォレスト・イン・ザ・ダーク

久々のマイナーゲー崩し。 
幼少期の記憶がない主人公と謎のオルゴールを
題材にしたサスペンスものです。
※ネタバレ注意



ディスクレス不可。
一応ディスクレスでも起動しますが、
一部BGMが鳴らない、フリーズ気味になることが多い等、
問題が発生するので、実質ディスクレス不可みたいなもんです。

CG94(差分含む)、背景40。
CGモードあり。回想モードなし。
女性キャラボイスあり。バックログなし。
スキップモードは
オールスキップでクリック長押し。
テキスト送りはホイール×。
マウスクリックかエンターキー、スペースキーで進行。
OHPに修正パッチあるので、
プレイ前にDL推奨。

対応OSはwin95ですが、
俺のwin7 64bitでも普通に起動しました。
音源の選択はBG音源にしました。
インストール後に修正パッチを適用。
ただ、インストール先が
Cドライブ直下以外選択不可でした。

一応Dドライブに
ディスク内のファイルを
まるごとコピーしてから
修正パッチをあてても起動はしますが、
BGMが鳴らなかったので非推奨。
以下エロシーン内訳。


■奈津子
・主
パイズリフェラ(ドレス)/69/騎乗位、中出し/正常位、外出し(全裸)

・主以外
陵辱、フェラ(モブ男軍団)

■麻衣子
・主
胸揉み、クンニ/正常位、破瓜/立ちバック、中出し(全裸)
手マン/側位/正常位、外出し(全裸)

・主以外
陵辱、2穴挿し(モブ男軍団)

■静
・主
胸揉み/手マン、乳首舐め/正常位×2、外出し(ネグリジェ)

・主以外
陵辱、バック(モブ男軍団)

■理紗
・主
自慰、主:鍵穴から覗き見(メイド服)
胸揉み、クンニ、立ちバック×2、中出し/フェラ射精(メイド服)

・主以外
陵辱、失禁(モブ男軍団)

■由美
・主
儀式、薬で主人公性獣化、由美:虚ろ、手マン/クンニ/騎乗位/アナルバック(全裸)
クンニ/69/背面座位(全裸)

■茜
・主
青姦、自慰/フェラ/手マン(普段着)/背面M字立位、中出し/立ちバック、外出し(靴のみ)
クンニ(制服)、騎乗位、中・外出し(全裸)

■瑠璃
・主
愛撫/69/騎乗位/正常位、外出し(全裸)

■ヒロイン複数
・主以外
輪姦、奈津子&静:丼69、W挿入(モブ男軍団)
輪姦、理紗&麻衣子:丼、バック(モブ男軍団)
輪姦、理紗&奈津子:W挿入、フェラ(男軍団)
輪姦、麻衣子&理紗:丼、フェラ(モブ男軍団)




商品紹介ページが消失して
あらすじが見当たらないので、
以下、簡易あらすじ箇条書き。

一族の長老の突然死にあたり、8年ぶりに帰郷した主人公の匠。
遺産相続人になぜか分家の匠が指名されることとなる。
相続の条件は
「長老の形見であるオルゴールと組にある歯車を探し出し、次の満月の晩に完成した音色を奏でよ」
という不可解なものであった。
匠に降りかかる難題はヒロイン達をも巻き込み、
やがて恐るべき真実が明らかになっていく
サスペンスVN『フォレストインザダーク ~暗き森に集う夢~』です。

とりあえず、
どのルートも
過去設定の回収と現在の事件が主題のため、
主人公とヒロインの過去を重視するシナリオになっており、
今現在のヒロインとの親交が薄すぎるので、
全体的に展開が性急すぎでしたね。

ルート構成は

・1日目に主人公が館に到着、登場人物のお披露目
・2-3日目に個別ルート分岐、攻略対象のヒロインとH
・そのまま話が一気に進展してEND


とさすがに合間の期間が短すぎで
キャラに感情移入も愛着も抱くことなく、
そのままエンディングになっちゃいました。
もうちょっと登場人物と
交流なり親交を深める描写を
いれてくれないと展開が早すぎて
置いてけぼり状態になりますね。

どのキャラも過去回想が主軸で
8年前の過去のモノローグをいれるだけなので、
キャラ背景としては全然足りませんでしたね。
Hするまでの過程も同様にかなり駆け足気味でした。

シナリオは上述したとおり、
各ヒロインとの親交をすっとば意志気味で
キャラの過去回想を垂れ流す形式なので、
キャラ自体にはのめり込みづらいです。
また、個別ルートでは
攻略対象のヒロインと特定キャラ以外、
フェードアウトしてほぼ登場しなくなるのも玉に瑕。

理沙シナリオで同じ屋敷にいるにも関わらず、
他キャラが全く登場しない理由自体は判明しますが、
もっとヒロイン間に横のつながりが欲しかったですね。
個別ルート以外ではほとんど会話すらしない
ヒロインが多すぎでした。

話を戻してシナリオ自体は
①奈津子・麻衣子、②静・理紗、③由美・茜、④謎の少女と
シナリオ展開ががらりと変わるので、
飽きずにプレイすることができました。
また、攻略対象によって、
ヒロインの立ち位置が逆転するので、
個別ルートをクリアするごとに
シナリオの謎や各キャラの行動理由が
明らかになる点もいいですね。


①のシナリオは予定調和気味でしたが、
②のシナリオは意表を突く展開だったので、
正直、静ルートの展開はびっくりしました。
まあ某設定が出た時点で
ちょっと変だなと思っていましたが、
まさかそうくるとは思わなかったので、
裏をかかれましたね。

各ルートを経由して
主人公の失われた記憶を補完しつつ、
各ヒロインと主人公の過去の接点、
主人公の12歳以前の記憶、親族、出自の謎、
館に招かれた理由、オルゴールのカラクリ、夢の少女の正体等、
諸々の疑問点が判明する流れはよかったです。


以下、ルートごとに
書きなぐり気味のメモ的な雑感。

まず、麻衣子&奈津子ルート。
この2ルートは序章みたいなもんなので、
あまり盛り上がりどころもなかったですね(直球
明弘が小物過ぎてなんともですね。

麻衣子に関しては
最初から主人公に敵意丸出しで散々意地を張り続けるも、
終盤に主人公に思い出話をちょろっと語られただけで
身体許して処女なのに即H展開になるのは
これぞ昔のゲームって感じでしたね(ナニ

まあ敵意丸出しなのは
主人公の記憶喪失のポカと当主になる焦りという理由があり、
内心ではベタ惚れ気味のツンデレといってもいいので、
心変わりするのも分からないでもないか。
事後は態度も元通りになることから
ギャップ的な意味では
普段とHシーンで態度が豹変するので、
可愛らしいキャラでもあります。

もうちょっと暴力描写を
抑えてくれるとなお良しですが、
ヒロインの中では1、2を争う
可愛らしいキャラだったかな。
単純にキャラデザが
好みだったというのもあります。

奈津子に関しては
何を考えているかわからない怪しさがありましたね。
後、妖艶で単純にエロかったです(小並感
麻衣子の義母というのも興奮度を上げる一要因でしたね。
麻衣子の対となるルートですが、
ヒロインの立ち位置が変わるだけで
お話的には似たようなもんですね。

次、静&理紗ルート。
この2ルートは殺人事件や
主人公の血縁に関する記憶喪失の解明、
オルゴールと一族の関係性、催眠、メンヘラ等、
麻衣子&奈津子ルートと打って変わって
重要な謎の解明やどんでん返しネタがあるので、
先が気になってさくさく読み進めることが出来ましたね。
オールクリアした後、振り返ってみると、
ヒロインはどちらもあまり好みではなかったですが、
シナリオはこの2ルートが
ワンツーフィニッシュで面白かったですね。

静ルートは意表を突く展開だったので、
正直、真相はびっくりしました。
まあ催眠設定が出た時点で
なんか怪しいなあと思っていましたが、
まさかそうくるとは思わなかったので、
裏をかかれましたね。

静ルートの対となる理紗ルートでは
ヒロインの立ち位置が変わることで
理紗側の事情が判明するので、
これまたキャラの印象ががらりと変わって
読み応えがありましたね。

ただ、理沙に関しては
ラストの血縁云々のちゃぶ台返しで
若干というか結構冷めましたね(コラ
いやそこは実妹じゃないといかんでしょと。

正直、幼少時に会ったこともなく、
血縁すらも関係なかったとか
主人公にとっては義妹どころか
もはやアカの他人みたいなもんなので、
今までのメンヘラ的な執着要素や
背徳的な近親相姦が薄まってしまい、
シナリオが台無しになった感がありますね。

まあ北沢先生と理沙の関係的に
血縁なんか関係ないという主張は
分からないでもないですが、
実妹だからこそ、別離要素と
二重人格設定が映えた気がします。

次、由美&茜ルート。
儀式と生贄が主題ですが、
麻衣子&奈津子ルート同様、
お話がかなり駆け足気味なので、
話にのめり込む前にさっさと
ENDになってしまった感がありますね。
展開も話をちゃぶ台返しすることがあって
ちょっと唖然としました。

とりあえず、爺さんが
実は生きていて魂消ました。
監視人の黒服やら茜やら新要素も
ぼちぼち出てきますが、
この辺は他ルートとの整合性を
完全にそっちのけ状態でしたね。


いや他ルートでは
何してたの、この人達?と
疑問符が出ちゃうんですよね。
黒服や爺さん、茜は由美・茜ルート以外で
別ルートでなにをしていたのか
全く描写されないですからね。

まあツッコミどころを挙げるとキリがないので、
黒服達が登場しないルートは爺さんは危篤で死んでいた、
茜は爺さんが死んでいたので行動を起こさなかったと
勝手に脳内補完しました。
まあこまけーことは良いんだよ的なノリで
気にしないほうがよさそうですね。

そういえば、
理紗・静・奈津子・麻衣子の
モブ男達による輪姦ヒャッハー展開があるのは
ちょっとというかかなり予想外だったので、
その点は複数プレイ大好き人間としては
思わず朗報でしたね。

いや今まで攻略してきた上記4名のヒロインは
主以外のCGありのHはなかったので、
てっきりHシーンは主人公独占だと
油断していたところでこれでしたからね。
まあ輪姦シーンのテキストは短すぎですが、
輪姦パワーでHシーンをリピートすれば、
ぼちぼち使えました。

話がそれました。戻します。
由美ルートの終わり方は
無理やりハッピーエンド感があって
イマイチしっくりきませんでしたね。
いや主人公と由美以外、全滅って
さすがに他ヒロインが可哀想でした。
いや輪姦→焼死とか悲惨すぎでしょと。
別に生還でも良かったと思いますけどね。

また、由美に関しては
最初から主人公にベタ惚れ気味のせいか
過程すっ飛ばしてマッハで相思相愛になるので、
麻衣子ルートと同様にかなり性急でしたね。
全体のお話のテキスト量が短いので、
起承転結の承転が抜けているくらい
かっ飛ばし気味で
話があまり盛り上がりませんでしたね(直球

茜ルートは由美の対となるルートですが、
ヒロインの立ち位置が変わるだけで
お話的には似たようなもんですね。
終わり方も逃亡→記憶忘却の
投げっぱなし無理やりハッピーENDなので、
ちょっと腑に落ちませんが、
茜が可愛いからまあいいや(オイ

最後の制服Hはせっかく制服を着て
Hしようという流れになったのに、
制服は前戯のみで本番で
全裸になるという謎采配のせいで
制服Hの着衣エロが台無しになったのも
気になりました(真顔

にしても、主人公は8年前に
花嫁の約束やら守る約束やら
恋人になる約束やら花園での約束やら
とっかえひっかえヒロインと約束しすぎでしたね。
約束のバーゲンセールかよと突っ込みたくなりました。

キャラとの約束設定はヒロインとの接点として
恋仲にしやすいからといって約束要素を
流用しすぎでしょと思ったのは俺だけじゃないはず。
シナリオ上、必須だった約束は
生贄設定の由美だけでしたしね。

んで、最後に
瑠璃ルートですが、
ラストの真相解明のtrue的なルートなのに、
予定調和ENDでした(コラ
いやもう今までのルートで
謎はほぼ解き明かされているので、
消化試合みたいなもんでしたね。

予想通り、主人公は
前世の生まれ変わりオチでしたね。
お話はオルゴールの世界に入って瑠璃とHして
オルゴール壊して終わりなので、
あまり盛り上がらなかったですね(直球

次、主人公に関して。
主人公は考えなしの直情型なので、
この手の謎解きものの主人公には
向いてないですね(辛辣

性格が直情型で喧嘩っ早いわりに腕っ節がなく、
喧嘩ではあっさり負けてボコボコにされて毎回、周囲の助けられるわ、
自分から殴りかかって返り討ちにあうわ、
空気を読めずに無思慮な言動を繰り返して
ヒロインと険悪になるわ、ビンタされまくるわ、
舌戦では正論で論破されて言い負かされるわと
あちゃーと頭を抱えたくなるシーンが目立ちましたね。

まあどのルートも終盤に
一応、汚名返上の活躍をみせますが、
お世辞にも格好いいキャラではないので、
俯瞰的に見ているほうが精神衛生上いいです。

ただ、ヒロインもヒロインで
主人公を安易に殴りすぎな気がしないでもないですね。
麻衣子は隙あらばビンタ、茜は焼き餅でビンタ、
由美は説得できないとビンタと
主人公のデリカシーがないせいなもありますが、
結構理不尽にビンタされるケースもあるので、
キャラによってはおあいこですかね。

次、エロ関連。
エロシーンは
各ヒロインに1~2回、和姦があります。
また、前述通り、
奈津子・麻衣子・静・理紗の4名は輪姦あり。

ただ、エロシーンの尺は全体的に短めです。
また、回想モードが搭載されていないのに、
抜かせる気はないですね(真顔
選択肢分岐ありでセーブ上限が6なので、
Hシーン直前にsaveを退避しづらいです。
まあ19年前に発売されたゲームなので、
UIの不便さはしゃあなしですかね。

そういえば、キャラ間の設定的には

・静は主人公の憧れの人ですが一回り年上の他男と既婚、現夫の明弘は横暴
・奈津子は主人公と関係を結ぶも明弘とも不倫、情事直前のシーンを主人公が目撃

等、
結構寝取り寝取られ的な意味で美味しい設定もありますが、
特にエロシーンで活かされることもなかったですね。
どうせなら、静と明弘、奈津子と明弘のHが見たかったですね。
いや明弘が情事を主人公に見せ付けて
主人公ざまあ展開が見たかったので(コラ

明弘もキャラ的にいけ好かないので
逆でも可でしたが、
どちらの展開もなかったです。
明弘には出番的にもエロ的にも
もっと頑張ってほしかったですね。


以上

最近、記事ストックが
尽きっぱなしで更新が滞り気味なので、
ちょっと気合を入れて低価格ゲーを
何作か一気に崩しますかね。