萌えゲーとしてはあり。
感想を一言で言うなら、期待はずれ。
結局、主人公の目の疾患と部落差別の設定を生かせないまま、終わった感が否めなかった。
シナリオに期待していたけど、過去編終了後、キャラゲーになり下がってた。
振り返ってみると、過去編のギスギスした雰囲気の方がよかったと思う俺は末期だろうか。

いじめ側の背景は部落差別のみで、風習と大人が全部悪いっていうオチがいただけない。
なんというかはやみ側とほたる側の部落差別の背景設定が述べられていないのが腑に落ちない。
はやみ側の人たちは、はやみの家族しか出てこないからどうにも違和感がぬぐえない。


ただ、キャラゲーとして評価するなら及第点かと。
まあキャラゲーにするんなら、わざわざ重い題材扱う必要ないんだよね。
というかいじめ題材にしたせいで、アフターでキャラ萌えしづらくなってるから逆効果なんだよな。

それでも、キャラゲーとして成り立つところがこのゲームの肝なんだけどね。
あれだ。
つまり実はみんないいやつなんだけど、事情や背景のせいで黒くなってたんだよっていう性善説を説きたかっのかな。
それはそれでいいんだが、執拗に何が何でもみんな仲良くしたいっていう主人公の考えがやっぱり受け付けなかった。