・1感想
見せ方が凶悪。ある程度、耐性がないとトラウマになりかねない。
螺旋回廊を普通の凌辱もので買った俺乙。

今まで自分が購入してきた凌辱ものって、日常シーンの描写がほとんど無くてすぐに凌辱展開になってしまい、キャラに愛着が湧かないゲームが大半でした。
そんなわけで、螺旋回廊も今までの凌辱ゲーと同様、抜きゲ目的でやったら大打撃をくらいました。
前半、葵に感情移入した自分にとって、中盤からのビデオ→ポリバケツは拷問すぎた。耐性は多少あるつもりだったけど、速攻で砕け散って鬱りました。

このゲームが、他の凌辱ゲーと一味違うのは、見せ方ですね。
ヒロイン達への感情移入度の高さ、前半の日常描写→凌辱描写への激変、マルチアングルでのヒロインの心理描写、徹底した悪役の鬼畜っぷり、など、見せ方次第でここまで凌辱ゲーでもキャラに感情移入できるのかと自分の根底を覆らせてくれた作品でもあります。

また、EDENの連中はみな立ち絵が存在せずに終わって最初、不満に思ってましたが、終わった後、考えると、立ち絵がなかったから、不気味さが強調されていて、あったら怖さが薄れていたかなあと考え直しました。
ただ、それでもEDENの住人の立ち絵とその実態、WebmasterがどんなやつだったのかとかもっとEDENの細部を知りたかった。



・2感想
相変わらずやることなすこと鬼畜ですねEDENの皆さん^^
なんていうか前作は、主人公やヒロイン達がフルボッコにされて反撃の機会がなく、救済はパラレル的な世界で終わってしまいなんとも後味が悪い終わり方だったのが不満だった。
だが、今作はそこが解消され、最後にはEDENに反撃することができ、しまいにはぶっつぶすことができた点は爽快ものだった。
まあ、ヒロインがやられた傷は残るんだけどね・・・。

ただ、それと同時に前作よりもしょっぱい悪役にはがっかりだった。
篠原とか最初から顔出しで萎えた。やっぱりEDENのメンバーは立ち絵なしでなんだか得体のしれないやつらってのがしっくりくる。
立ち絵ありとしても、終盤までわからないようにするかフェイクするかしてほしかった。たとえば、前者なら、まあ今時の悪役はシルエット的な感じで、後者なら中盤まで味方と思わせて、寝返るとかそれなら立ち絵があったほうがプレイヤーへのショックが大きい。
そうしてみると、やっぱり前作EDENの連中は偉大だ。前作のやつらで続編作ってほしいね。んで、あの鬼畜な連中を最後の最後でたたきのめしてやりたい。

今作は、そんなしょぼい悪役たちに喝を入れるために真のEDENの一員である頼子とかも出てきてるけど、なんかぬるいししょっぱい。
結局何がしたかったかわからなかったのが最大の原因か。
目的も素性もしれぬまま終わったからわざわざ出す必要があったのかと疑問。。

頼子と俊平関連は、製作者が♂×♂がやりたかっただけだと勘ぐってしまう。前作は紫苑の凶行に至る動機として必要だったからしょうがないとしても今作はわざわざ入れる必要ないよね。
そんなこんなで頼子はイラナイ子。
ぶっちゃけ、頼子じゃなくて、前作のwebmasterが代わりにでてきたら、最高だったぜ・・・。

まあなんだかんだ言っても、今作のEDENの連中も鬼畜には変わりないんで、やっぱり精神的にキツイ。最初の悠里凌辱シーン、犬シーンとか有紗調教とかかなりクル。
そっち方面に特化するのがイイっていう人も多いかもしらんけど、やっぱり救済がある方がいいと思ってるへたれプレイヤーな私・・・。

救済といえば、螺旋回廊2の初回版でついてくるドラマCDが、どうやらグランドEDの後にも、主人公たちの悲劇は終わらない展開が待っているとかでまた鬱になった。
知らなければ、

ハッピーな気分のまま終われるのに

でも知りたい自分がいる。

これがあれか。キャッチセールスの知らなくていいことだけど、知りたいっていう真理か。見事にどつぼにはまった。