アリスソフトのナイトデーモン-夢鬼-攻略完了<挨拶

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なるほど、わからん。
ネタバレ注意。
世間の評価通り、微妙な出来で残念。
まず、システムが×。
一日ごとに、毎回移動する場所を選択。
会話も毎回「話す」×2を選択。
これが面倒すぎる。

いや、この形式でもレスポンスが早いならぜんぜん構わないんですよ。
ただ、今作は選択肢を選ぶ前も選んだ後も、イチイチ反応が遅くて困る。
さらに、合間合間にセーブ画面を挿むのもマイナス。
ADVで任意でsaveできない場面があるゲームとか悪い意味で稀。

そもそも多岐にわたるEDがあるため周回前提のゲームなのに、
このシステムを採用するのはちょっと頂けない。
しかも、そのEDがメインシナリオ以外、かなり適当。
おまけEDも存在意義が不明。
いや1クリックで終わるギャグ的なENDがあるのはいいけど、
その後にスキップ不可のエンドロールを
3分ほど延々と流されるこっちの身にもなってほしい。

シナリオも起伏が無いため、つらい。
メインですら、最後に超展開発生してついていけなかった。
苦労して選択肢連打ゲーに耐えて全END回収したのにそりゃないよと。
クリアごとに解放される他視点のシーンも正直存在する必要あるのかと
疑問に思うほど中身が無い。
普通、マルチ視点って本編でわからなかったことがその視点で発覚して
あれはそういう意味だったのかとか
主人公がいないシーンでこんなイベントがおこっていたのかとか
新たな発見やらなんやらが仕込まれてるのになあ。

主人公がエロゲーではあまり見かけない珍しいタイプのキャラだっただけにもったいない。
ましろはただのひきこもりで魅力ナッシング。
何か理由があるかと思ったら、夢の出来事にびびって自己嫌悪して
しゃべらなくなったとか正直パンチ不足過ぎる。
ぴよとか莉々子はキャラ的によかったけど、シナリオが無。
莉々子はエロすらない。ビジュアルと性格的に一番好きだったのに。

シナリオ展開はやりたいことはわかるけどすべてがちぐはぐ。
設定は伝奇要素あるけど、うまく扱えていない。
明らかに終盤のノリは違和感バリバリ。
夢の設定とかもなんでもありだからなんだかなあ。
身も蓋もないけど、夢鬼の設定って別にいらなかったよね。
ツヅキの設定だけあればよかった気がする。
このキャラ達に化け物要素がマッチしていない。
そもそも濡烏とか瑠紫琉の存在意義ないよね。
伏線とかそういうものすべて吹っ飛ばして、
いきなし感動シーン、いきなし剣、いきなし夢世界、いきなし変な生物、いきなしヤンデレ。
完全に置いてけぼり。

春夏秋冬システムはデアボリカを彷彿とさせて
プレイ開始時は期待したんだけどなあ。
やっぱり評判どおりで、がっくし。
これやるなら、他のアリスゲーをお勧めする。

以上

まあ駿河屋じゃんく福袋に入ってた作品だしいっか。