propellerの『蒼撃のイェーガー』の体験版感想でも書きますか<挨拶

蒼撃のイェーガー

体験版はわりかし戦闘あるけど、
心滾って燃える場面が一度もないだ…と…!?

※ネタバレ&毒舌注意

■シナリオ
うーん、びみょー。
あれだ。
去年、発売されたシネマトグラフのイノセントバレットに
渋い男キャラ軍団がいない感じ。
イノバレに男キャラ軍団がいなかったら、中身なんもないやん(コラ

設定の既知感が半端ないです。
まあ面白ければ、それでも全然構わないんですが、
体験版の時点だと、盛り上がりどころが全然なくて困った困った。

主人公はよくある特殊能力があって巻き込まれる流れだけど、
主人公が鬼を殲滅する理由が希薄なため、
イマイチ盛り上がりに欠けます。

よくあるパターンだけど、
組織に一方的に捕まえられるのではなく、
家族か知り合いあたりが惨殺されて鬼を憎悪する展開とかのほうがよかったです。
主人公が特に理由もなく、退魔師の能力があるからというだけで
なし崩し的に戦う流れが×。
主人公の確固たる信念が欲しいです。

んで、主人公が覚醒する流れも雑。
自信の生命の危機で覚醒より、
仲間や他人の危機や生死で覚醒するほうが映えます。
覚醒シーンは体験版の一番の見せ場っぽいですが、
全然盛り上がりません。

覚醒して一閃して即鬼終了。
んで、倒した後に速攻で倒れて
暗転するので余韻もないです。
なにより覚醒の流れが仕組まれていたとかないわ。
冷めます。

その後は継ぎ接ぎのようなイベントが
暗転しながら発生して終了。
軽いノリで学校とか寮とか合宿とかしだして、全体的に微妙です。
最後に暗転していきなし夏の終わりとかいって、
一気に話がぶっ飛んだけど、
さすがに、本編ではあの間のシナリオあるよね…。

戦闘は斬撃やSE、熱いBGMで誤魔化してますが、
テキストあっさり気味で微妙。
鬼も体験版の時点で既に飽き気味。
やっぱり敵は喋れるタイプじゃないとあまり盛り上がらんね。
後、悲壮感や命の重み、信念あたりの描写が圧倒的に足りないのもあって、
イマイチ乗り切れないのもマイナス。

OHPの登場人物はかなり少ないし、
敵キャラは鬼以外に作れるとしたら、
椋丞と鉄也くらいですかね。


■ヒロイン
ヒロインは可もなく不可もなく。
夏帆と千鶴は結構いい感じ。
クール系の銀髪ヒロインに俺は弱いのです。

そういや初出のムービー見たとき、
てっきり千鶴は鬼側かと思ったんですが違いましたね。

全員退魔師側だと、展開的に似たり寄ったりにしか出来なそうだから
敵側のヒロインがいて欲しかったんだけどなあ。
せめて武器侵食系であることを願います。
その方が話的に盛り上がりそうだし。

アーニャは苦手な人多そうですね。
ちなみに、俺はあのドヤ顔&すぐ突っかかってくる性格&上から目線で
速攻拒絶反応でました。
舞さんは特に無し。


■原画
原画は安定の中央東口氏ですけど、
9年前に発売したあやかしびとから絵柄があまり変わらないなあという印象。
鬼哭街リメイク版の感想でも書いたけど、
この人はプロペラよりニトロのゲームのほうが、
断然絵柄に魅力を感じるんですよね。
塗りの差かなあ。

鬼哭街リメイクのときは、18禁じゃないのにめっちゃエロいと思ったし、
キャラデザもカッコイイ&かわいらしかったんですが、
今作は絵柄がもっさりしていて、立ち絵の表情も崩れ気味で、魅力薄めです。


■ライター
ライターは空蝉座氏。
まあ知らないライターなんですけど、
過去作見ると抜きゲーライターっぽいんですよね。
うーん、体験版やった限りだと、
既存作品のような燃えゲーはあまり期待できなさそう。
ライターは東出氏でよかったんだけどなあ。


以上

うーん、これは発売日買いを躊躇うレベル。
どうすっかねえ。

にしても最近、毒舌記事しか書いてないですね(汗)
そろそろ絶賛記事を書きたいので、
名作認定されてる積みゲーを崩そうかな。