MOONSTONEの『サクラノモリ†ドリーマーズ2』の感想でも書きますか<挨拶

サクラノモリ†ドリーマーズ2

サクラノモリの続編。
同メーカーの『仄暗き時の果てより』を
プレイしているとより理解しやすいです。 
※ネタバレ注意




※同メーカーの
『仄暗き時の果てより』と『サクラノモリ†ドリーマーズ』のネタバレもあるので、未プレイの人はご注意を


ディスクレス可。
回想22。CG91(差分除く)。
前作同様、
回想数自体は前戯と本番で
2つに分けられているシーンあり。
それぞれの開始地点から閲覧できるで、
回想の使い勝手が良く便利です。
シナリオ回想機能あり。
シナリオを99シーン枠に区切って
自由に再度見たい場面に
ジャンプできるので便利です。

QS/QL、Autoあり。
テキスト窓透過調整機能あり。
ボイス継続再生、連続再生機能あり。
射精時の中・外の自動選択固定機能あり。
マウスカーソルが十字架の造形でお洒落。
以下、エロシーン内訳。


■まどか
部屋でキス1(普段着)
部屋でキス2(下着)
風呂で手コキ射精、連射(全裸)
自室で69、フェラ、口内射精(全裸)
正常位、破瓜、中出し、連射(全裸)
青姦、森で立ちバック、中出し、連射(半裸)
風呂で騎乗位、中出し、連射(全裸)
教室にて机の上でクンニ、挿入、中出し、連射(制服)
風呂でキス、パイズリフェラ(全裸)
自室で側位、中出し、連射(全裸)


■初音
赤い夢で座位、中出し、連続(全裸)
赤い夢で正常位、中出し、連続、外だし(全裸)


■美冬

赤い夢で手コキ射精、連続(全裸)
赤い夢で背面座位、手鏡で秘部見ながら、中出し、連続(全裸)


■真幌

赤い夢で乳吸い、手コキ射精(制服)
赤い夢で脚上げ挿入、中出し、連続(全裸)


■暮葉
赤い夢でバック、中出し(着物)
赤い夢で騎乗位、中出し、連続(全裸)


■複数
ハーレム、風呂で手コキ、ぶっかけ(暮葉、真幌、初音、美冬、全裸)
ハーレム、風呂でフェラ、ぶっかけ(暮葉、真幌、初音、美冬、全裸)
ハーレム、丼、W挿入、W破瓜、W中出し(真幌、初音、全裸)
ハーレム、W挿入、W破瓜、W中出し(暮葉、美冬、全裸)



はい、タイトルから分かる通り、
1の続編『サクラノモリ†ドリーマーズ2』です。
今回は前作のように個別ルートはなく、
1本道ゲーなので、途中で話に区切りがつかず、
最後まで緊張感ある展開でしたね。

んで、体験版でも気になっていた
別世界線のifのパラレル設定は
そのまんまの並行世界でしたね。
一応、主人公の執着と赤い夢を通じて
兵藤が現れることにより
2つの物語がリンクしていますが、
オチとしては上述通り、並行世界でしたね。

結局、体験版の感想で書いた通り、
メインルートでまどか成仏で苦しんでいる主人公と
まどかルートの主人公は時間軸が違うので、
並行世界のパラレルでいくらまどかを救ったとしても
現実世界では過去に死亡しているので、
結局、どうやっても助けられませんでしたね。

ENDでも両ルートの主人公もまどかも
途中から枝分かれして異なる人生を
歩んでいる別人なので、モヤモヤ感がありました。
ただ、後述しますが、話の主題的に
これ以上の展開はできそうもないので
しょうがないか。

安易な復活展開をやられると、
1のまどかの命に対する重みが薄れるので、
本作のパラレル救済が妥協点ですかね。

そんなわけで、
サクラノモリと世界観がつながっている
同メーカーの『仄暗き時の果てより』で示した通り、
離別したキャラは同時に共存できない運命は不変でした。

まあパラレルでは
まどかが生存して幸せになるENDなので、
前述のパラレルに対する解釈を無視すれば、
救済展開になっていますね。

シナリオに関しては

・ソウルメイトの話が伏線
・タイムパラドックスの辻褄合わせ
・まどかとジョーカーは同一の世界線上では生存不能の表裏一体の関係
・過去に戻って事実を変えて何かを得ると、同様に何かを失うという等価交換設定
・赤い世界を通じた現実世界と並行世界のリンク
・携帯電話、電車、黒幕、兵藤の伏線をまとめて回収していく後半の構成

等など、
設定や伏線を上手く消化しており、
一気に読み進めることができましたね。
携帯電話、電車、黒幕、兵藤、赤い夢、兵藤等、
各々の伏線やフラグが絡み合って
後半に消化されていく流れは唸りましたね。

シナリオ途中のギャグっぽいマッチョ生徒会長や
小物感あるヤクザの息子の登場で下がったテンションが
後半に尻上がりになるのはさすがでした。

さて、エンディングは
まどか生存の並行世界でも現実世界でも
廃線跡に存在する目玉の魔が
桜之杜に侵食し始めて
主人公達はサクラノモリドリーマーズとして
活動するENDだったので、
また続編が作れそうなENDでしたね。
地獄の門や目玉関連、赤い夢は継続等、
完全解決していませんしね。


ちなみに、
個人的な好みの問題なんですが、
選択肢分岐のBAD扱いでもいいので、
現実世界の主人公は妄執に囚われてもいいから
まどかに固執してほしかったですね(ナニ

いやまどかが殺させる直前の過去に戻って
ジョーカーを返り討ちに
ぶっ殺す展開が見たかったです。
復讐上等、救済上等、過去改変上等、等価交換上等で
とにかく現実世界でもまどかを助けたかったなあ…。

まあ過去に囚われる展開自体が
完全に作品の主張と反する行為だし、
復讐や殺人に対する妄執も
再三、不殺を説かれて否定されているし、
結局、作中でも過去に戻ったら、
目玉の魔に取り憑かれると示唆されていたので、
しゃあなしですかね。

ただ、1回人を殺したら
人間的にダメになる理論の不殺云々に関しては
相手が自滅、無人の車が突撃、他の敵が排除、
誘導してパラレル世界に移動、自動消滅等、
勝手に敵が手を下すまでもなく、消えていくので、
結果的に殺人を回避する展開に
なっているだけだったりします。

不殺を決めているのに、
上記の都合がいい回避方法がなく、
どうやっても説得不能の狂人にあったら、
どのように主人公が立ち向かうか
見てみたかったですね。

脱線した。話戻します。
結局、前作で
ジョーカーに襲われた時の3択の選択肢が
本作で兵藤に襲われた時の3択の選択肢と同一で
現実世界の主人公が電話をすることにより
並行世界のまどかの危機を防ぎ、
また、黒幕を誘導してタイムリープさせて
並行世界のジョーカーを誤認殺害させたことで
遠回しに並行世界のまどかを救うのが
死亡不可避設定に対する精一杯の抵抗だったのかな。


でも、ラストのふざけた悪ノリのような
主人公のニヤニヤ顔×ハニーオチからの
後日談でハーレムH展開して今までの
シナリオの雰囲気崩壊よろしく
ぶっ壊し気味にはっちゃけるなら、
主題無視してタイムリープして
シナリオのテーマごとぶっ壊す展開も
見たかったかな…。
大事なことなので二回言いま(ry

再度、言いますが、
本編ラストのCGによる
主人公のだらしない顔は結構衝撃的でした。
最後の最後で主人公のキャラが
ぶっ壊れた感があって唖然としましたね。
んで、後日談は萌えゲーハーレム展開みたいなノリで
本編のダーク感をぶっ飛ばしたハーレムHっぷりでした。
過去に囚われるのはやめる!まどかはもう忘れる!からの
このはっちゃけっぷりに再度、唖然(ry

この後日談を見てしまうと、
前述したパラレルはパラレル、
現実世界は現実世界云々で
現実世界の主人公とまどかは真の意味で
救われない的なモヤモヤ感が雲散霧消して
ヤキモキしていた自分が馬鹿らしくなって
もうどうでもいいやの境地に至りますね(コラ

ダークなシナリオゲーで
エロ全開のハーレム後日談をいれるのは
話の雰囲気的に正直うーん…と思いましたが、
その辺は好き嫌いが分かれると思うので
これ以上はノーコメントで(オイ

そういえば、
立ち絵なしですが、
友情出演で『仄暗き時の果てより』の
主人公と真渋も登場していましたね。

タイムリープに対する忠告や意味深な台詞、独白は
上記作品をプレイ済みなら、
話題に出た代償や真意を把握できるので、
ニヤッとできますね。
気になる人は『仄暗き時の果てより』も
プレイしてみてはいかが(露骨な宣伝


以上

新作8本目消化。
次、いきましょうか。