hourglassの『淫祭の島〜血と白濁の贄〜』の感想でも書きますか<挨拶

淫祭の島〜血と白濁の贄〜

孤島サスペンスADV。
サスペンスというより
パニックゲーみたいなもんですね。
※ネタバレ注意



初回版でプレイしました。
DMMのリンクはモーションプラス版ですが、
シナリオ自体は変わってないので、
別にいいですよね(小声

ディスクレス可。
回想44(うち非エロ21枠)。CG100(差分除く)。
クチュ音、パンパン音、BGVなし。
QS/QLなし。Autoあり。
バックログあり。
既読スキップあり。
周回すると、既読テキスト連打気味ですが、
スキップ速度が爆速なので、
さくさくプレイできました。
以下エロシーン内訳。


■サオリ
・主
キス、愛撫、立位、破瓜、中出し(制服)
キス、フェラ、騎乗位、中出し(制服)

・主以外
凌辱、触手(巨大ミミズ、制服)
トイレで一人自慰(制服)
陵辱、愛撫、失禁(島民、制服)
陵辱、触手、2穴挿し(巨大ミミズ、制服)

■凛
・主
キス、愛撫、正常位、破瓜、中出し/バック、中出し(制服)

・主以外
陵辱、愛撫/正常位、中出し、フェラ、口内(島民達、下着/ニーソ)
陵辱、クンニ、背面M字立位、中出し(狼男、制服)
自室にてローターで一人自慰(制服)


■忍
・主
神社で愛撫、正常位、座位、中出し(全裸)

・主以外
パイズリ射精、主:寛に拘束され観戦(島民、制服)/バック、破瓜、中出し、主:拘束され観戦(寛、制服)/立位、中出し、連射、主:拘束され観戦(島民、制服)
騎乗位、中出し、精子掻き出し(寛、奈緒、全裸)


■霞
・主
逆レイプ、フェラ、騎乗位、中出し(着物)
逆レイプ、手コキ、騎乗位、中出し(全裸)

・主以外
フェラ、バック、口内、中出し(島民)


■奈緒

・主以外
教室でクンニ、正常位、中出し(教員着、寛)
立ちバック、中出し(水着、寛)
フェラ、バック、中出し、寛:拘束され観戦(全裸、島民達)/フェラ、霞:寛がクンニ(全裸、寛、霞)


■複数
・主以外
陵辱、愛撫、手マン、凛に放尿/フェラ、バック、中出し(島民達、スク水、サオリ)/陵辱、2穴挿し、2穴中出し(島民達、水着、凛)
陵辱、愛撫、失禁(島民達、制服、凛)/陵辱、手枷首枷、フェラ、バック、破瓜、中出し(島民達、制服、サオリ)
陵辱、騎乗位、中出し(島民、ニーソ、凛)/フェラ、口内(制服、サオリ)/Wフェラ(島民達、顔アップ、凛、サオリ)


■モブ
・主以外
乱交、側位、正常位、バック、フェラ、中出し(島民達、モブ女達×3、全裸)



はい、孤島吸血鬼サスペンスADV
『淫祭の島〜血と白濁の贄〜』です。
吸血鬼と感染者、不死身系の島民、
ザッピングシステム搭載のマルチ視点のシステム等、
パニックホラーゲーとして有名な姦染シリーズに近いかな。

ただ霞以外の敵対側が進入不可の
診療所という安全な休憩所があるので、
診療所に立てこもっていれば、
ほぼ安全なので緊迫感は薄いです。
キャラの行動や言動も異常すぎる状況に囚われたのに
軽いノリ&思慮にかける行動をしすぎていて
緊張感が足りてません。

また、敵側の島人は
弱点の日光以外、不死身系の強者の割に
主人公達は毎度のごとく、
サオリの武力無双や凛の爆弾無双で撃退して
簡単に逃亡できちゃうので(以下同文

とりあえず、主人公が攻撃されて意識を失った後に
暗転して診療所まで撤退しているシーンが何回かありますが、
女性達が気絶状態の大の男を抱えながら
人外パワーを持っている島民達から逃げきるのは無理でしょと
突っ込みたくなります。
まあ気になるところを探し出すとキリがないので、
こまけーことはいいんだよ的なノリで
さらっとスルーしましょう(オイ

後、ホラー要素はかなり薄味です。
途中から狼男や猩々、巨大ミミズが出てきてから
燃えゲーみたいにバトルし始めちゃうので、
一気に和風伝奇のホラー要素の雰囲気が瓦解して
ファンタジー全開になっちゃいました。
まあそもそも序盤でタイムスリップした時点でSF展開か。

プレイ前は前作の『この歌が終わったら』のような
不気味なホラーチックな感じだと思っていたので、
ちょっと面食らいました。
上述した化物系は存在からしてちょっとチープな感じなので、
今回は前作のようにゾクッとするような不気味なシーンは
全然なかったですね。
霞の吸血CGと戦闘や過去回想の3D的な謎演出が
多少気味が悪いともいえますが、
前作のようにビクッとなるような場面はなかったです。

そんなわけで
後半はバトル要素が全開すぎましたね。
まあバトルはテキストで見せるタイプでもなければ、
演出で見せるタイプでもないので、
全然盛り上がりませんが(コラ
EDはどれも超展開すぎてついていけなかったです。
以下ルートごとに雑感。

まず、サオリルート。
サオリルート1では
主人公が急に特殊能力を発露して
主人公の存在が消えるもサオリの致命傷の傷が回復するENDとか
もはや意味不明ですよね。
しかもエンドロール後のEPなしです。

いやサオリが主人公の能力で助かったとしても、
直後に大地震が起こるし、
タイムスリップしたままで元の時代に戻れてないし、
島からの脱出手段も何もないし、
サオリルート2で判明しますが、
相打ちした霞はやっぱり死んでいないとか
完全にBADENDですよね。
それなのに、EPもないとか
投げっぱなしの打ち切りENDにも
ほどがあるよなあと(辛辣

サオリルート2では
その辺が明らかになると思っていたんですが、
タイムスリップも地震も脱出手段も投げっぱなしで
いきなし場面転換して
霞討伐のためにヴァンパイアハンターENDの
俺達の戦いはこれからだ!オチでこれまた消化不良でした。
というかあれだけ親友連呼で
友情と信頼をテーマにしていたのに、
EPで他ヒロインの2人は描写すらないとか
なんなんですかね。
終盤でめんどくさくなって
全部投げたのかな?(コラ

次、凛ルート。
凛ルート1は何も新事実はなく、
爆破落下オチで(以下略
凛ルート2でも新事実はなく、
ラストはまたタイムスリップの振り出しになって
俺達の戦いはこれからだ!オチで
これまた消化不良でした。
タイムパラドックスはどうなってんだと
突っ込むのは禁止ですかね?

次、忍ルート。
忍ルート1は何も新事実はなく、
タイムスリップの未来オチで(以下略
というか忍は火口に落ちたのに、
なんで最後タイムワープして未来で再会できたのか謎。
まあ再会時に主人公がもう老衰死直前だったので
実質BADENDですよね(小声

忍は立ち位置的に正ヒロインなのに、
このENDしかないので、扱いが悪いですね。
凛やサオリは2ENDあるしエロシーンの枠的にも
優遇されているので余計にそう感じました。

一応、全員生存ENDでは
後日談で主人公は忍と彼女になったらしいですが、
このルートだと忍との新規Hシーンはないです。
後、全員生存ENDとか銘打っているくせに
寛と奈緒は死亡しているのはわりとひどいですよね。
まあ作中の立ち位置的に別に皮肉ってもいいか(オイ
ただ、呪いの能面のせいとはいえ、
色々やらかした霞が転生オチで
幸せになっているのはどうかと思いましたが…。

ちなみに、全員生存ENDでは
タイムスリップの経緯は謎のままですが、
呪いのお面の真相と主人公のお守り、
霞が狂っている理由が明かされます。
主人公とお守りと赤ん坊関連は作中で
もはやどうでもいいと流されていましたが
主人公の想像通り、恐らく子孫でしょう。

まあ主人公の夢や意識を失った時に
フィードバックする霞の過去描写、
霞と同等の主人公の能力でどれも察せられるので
特に驚きはないですががが。

お守りの牙と能面の欠けた牙の接着部分が合致しないのは
弓矢に牙をつけて霞に攻撃した際に欠けたのかな。
ただ、そうなると
タイムパラドックスはどうなってんだと
突っ込むのは禁止ですかね?(2回目

んで、ラストにプレイした霞ルートは
事件の全容が明らかになると思いきや
主人公とも結ばれることなく、
地震で島がぶっ壊れて打ち切りENDで
クリア後、なにこれぇ?と呟いてました。
てっきり人外ENDがあると思ったんですが、
そんなことはなかったでござる。
結局、タイムスリップのカラクリやタイムパラドックス、
霞の父親が巨大ミミズになっていた理由等は謎でしたね。

そういえば、
初回特典の設定資料集を読まないと、
霞の過去や作中の斉藤の存在、
咲希の本性がわからないままなので、
クリア後にでも読んだほうがいいですね。

とりあえず、咲希が
霞の若さの秘密を知りたいがために
近づいただけのただのクズキャラだったと発覚するので、
咲希にも娘の小百合に対しても後ろめたい
気持ちが霧散したのは朗報でしたね。

表のテーマの友情と信頼は
ヒロイン達と協力して敵を撃退していき
友情と信頼を育んでいくという意味そのまんまですかね。
裏のテーマの因果応報は
友を裏切ったり、悪意をもって接触してきたキャラが
軒並み死亡したのが因果応報ってことですかね。

ただ,そもそも能面の呪いが理不尽すぎて
因果応報どころの騒ぎではないと思いますががが。
霞が正気を失ってからの行動は
実質能面のせいで操られたようなもんですからね。
まあ力を使った代償ってことですかね。

後、どうでもいいことですが、
奈緒と寛が死んだ直後に
側の神社内でHしだしたのは
そんなことしてる場合じゃないでしょと
突っ込みたくなったのは俺だけじゃないはず。
いや大地震発生直前でなおかつ
霞の問題も解決していないのに
いきなしヤり始めますからね。

サオリルートのHシーンでも思いましたが、
他のメンバーが緊迫状態の時にそっちのけで
二人でヤり始めるのは大分ドン引きですよね。
これで作中にことあるごとに親友連呼しているのも
なんだかなあと思いました。

その他に
ザッピングシステム搭載のマルチ視点のシステムは
あまり有効に機能していなかったですね。
周回でザッピングシステムが解放されますが、
序盤のマルチ視点は
各ヒロインの自慰と寛・奈緒の関係で
別に最初から解放されていても問題ないシーンでしたね。

というかマルチ視点で寛の内面がわかると、
友達ではなく、ただの自己中心的な
ゲス男にしか見えなくなるので、
むしろマルチ視点を
見たくなかった感がありますね(小声
まあその後のBADルートの寛の行動を見たら、
擁護不能のダメ男になっちゃうので、
どうしようもないか。

後半の寛と奈緒のシーンは
泣けるシーンにしたいようでしたが、
この二人は猜疑心で不和展開だったり、
直前まで操られていたりと仲間割れ気味だったので、
ラストで急に改心して感動展開にされても
全然心に響きませんでしたね(直球

周回では前述通り、
マルチ視点やBADルートの展開により
寛の内面が明らかになるので、
余計に薄ら寒いシーンにしか見えませんでしたね(辛辣
一応、BAD1の展開から察するに脅されて
仕方なく従っていたのを把握できますが、
BADルートの展開をみてしまうと、
嫉妬の念のほうが強かったように見えます。
奈緒もBADルートのサオリや忍視点を見ちゃうと(以下略
それに因果で結局、行くことになるのかもしれませんが、
そもそもこんな無人島に行く発端になったのも
奈緒と寛が原因だしなあ。

ただ、寛はシナリオ面でみると、
イラ壁キャラではありますが、
エロ要員としてみると、
寝取り寝取られ展開を問わず、
ぼちぼち活躍しているので、
抜きゲー的には必要なキャラだったかな。
やはりこの手のパニックゲーだと、
裏切り要員は必須ですしね。

話を戻して、
マルチ視点が有効活用されていたのは
島民に襲われ寛・奈緒がはぐれたシーンと
BADENDの道中でリン・サオリがいなくなるシーンくらいですかね。
まあこれも視点解放前から陵辱があったと察せられるので、
ただのHシーン追加みたいなもんですが(小声

後、ヒロインの個別ルートは
ルートごとの攻略対象のHイベントはあれど、
大筋のシナリオが共通のため、
周回が既読スキップ連打ゲーになるのも玉に瑕。
ザッピングシステムがあるものの、
1周したらBADENDを除いて
個別イベントとラスト以外の展開が変わらないので、
周回の面白さは薄味でした。
話の真相が弱すぎるというのもありますね。


以上

結構酷評していますが、
パニックゲーは好みのジャンルなので、
なんだかんだでさくさくプレイできました。
同メーカーの「昏き祟りの森で」も積んでいるので、
近々プレイしますかね。