catwalkの『勇者と踊れ! 〜ぼっちの俺が異世界召喚されて美少女たちと学園最強パーティを組みました〜』の感想でも書きますか<挨拶

勇者と踊れ! 〜ぼっちの俺が異世界召喚されて美少女たちと学園最強パーティを組みました〜

まるで成長していない…。むしろ退化している(絶句
魔王と踊れ!シリーズのほうが面白かったかなあ。
※ネタバレ注意



ディスクレス可。
回想29(OP1枠含む)、CG78(差分除く)。
挿入時・射精時の音あり。
テキスト窓の透過率調整あり。
ボイス継続、連続再生機能あり。
QS/QL、AUTOあり。
以下簡易エロ内訳。

■フェリシア
・主
フェリシアの部屋、主:魔法薬の副作用で興奮状態、愛撫、正常位、中出し(半裸)
教室、愛撫、立ちバック、中出し(制服)
教室、パイズリフェラ、口外/正常位、中出し(メイド服)
主:催淫薬の副作用で分身、2穴挿し、2穴中出し(普段着)
風呂、側位、中出し(全裸)

・主以外/主
ダンジョン内、触手拘束、触手愛撫、触手口挿入、粘液口内、主:観戦(触手)/催淫性の毒解除のためH、騎乗位、中出し(主、普段着)


■ルーシィ
・主
ルーシィの部屋、主:魔法薬の副作用で興奮状態、愛撫、正常位、中出し(半裸)
ルーシィの部屋、まんぐり挿入、中出し(制服)
教室、フェラ、口/顔/立ちバック、中出し(メイド服)
主の部屋、ルーシィ:催淫薬で発情、立位、中出し(半裸)
風呂、座位、中出し(全裸)

・主以外/主
ダンジョン内、スライム触手2穴挿入、粘液中出し、主:観戦(触手)/催淫性の毒解除のためH、騎乗位、中出し(主、普段着)


■アリア
・主
アリアの部屋、主:魔法薬の副作用で興奮状態、愛撫、正常位、中出し(制服半裸)
アリアの部屋、足コキ射精、騎乗位、中出し(普段着)
教室、愛撫、バック、中出し(メイド服)
主の部屋、アリア:催淫薬で発情、フェラ、口/顔/まんぐり挿入、中出し(普段着)
野外、脚上げ背面立位、中出し(全裸)

・主以外/主
ダンジョン内、触手拘束、触手愛撫、触手口挿入、粘液口内、主:観戦(触手)/催淫性の毒解除のためH、騎乗位、中出し(主、普段着)


■イリス
・主
イリスの部屋、主:魔法薬の副作用で興奮状態、愛撫、正常位、中出し(制服半裸)
教室、立ちバック、中出し(制服)
教室、背面座位、中出し(メイド服)
イリスの部屋、イリス:催淫薬で発情、フェラ、口/顔/騎乗位、中出し(普段着/半裸)
野外、脚上げ立位、中出し(制服)

・主以外/主
ダンジョン内、触手拘束、触手愛撫、触手アナル挿入、粘液尻穴中出し、主:観戦(触手)/催淫性の毒解除のためH、駅弁、中出し(普段着)


■ネフリティス
・主
フェラ、口/顔(普段着)
立ちバック、中出し(普段着)
座位、中出し(全裸)


■シエラ
・主
シエラ:術式の副作用で発情、正常位、中出し(普段着)


はい、俺最強異世界召喚RPG
『勇者と踊れ! 〜ぼっちの俺が異世界召喚されて美少女たちと学園最強パーティを組みました〜』です。
とりあえず、ジャンルで俺最強異世界召喚RPGと銘打っていますが
主人公の最強感は異世界転生なろう系のような俺TUEEEEEE!と比べると、
全然最強感はないですね。
というか普通にシナリオの戦闘シーンで苦戦しまくりですからね。
能力も剣技よりむしろ身体の頑丈さが売りという反応に困るタイプでした。

以下、項目ごとに雑感。
まず、システムに関して。
ダンジョンMAPのシステムはパズルゲーですね。
俺はこの手のMAPを作成するパズルシステムは嫌いではなく、
頭の体操的な感覚で気楽にプレイできたので、
個人的にはそこまで悪くはなかったです。

ただ、実際問題、これが万人にとって
面白いのかといわれると首を捻りますが(コラ
ぶっちゃけ単にMAPの目的地への道筋を
マッピングして完成させるだけなので、
作業で面倒としか感じない人もいるかもしれません。

ちなみに、俺は紙にマッピングしていました。

2019y12m04d_201038360
紙に書きながらプレイすると解読しやすいのでおすすめ。


戦闘システムに関しては
オーソドックスなコマンドバトル形式で
BOSSは身体の部位から弱点を見つけて重点的に攻撃していく流れです。
各部位を攻撃し弱点の部位を見つけて
総攻撃するだけで楽々クリア可能で何の捻りもない仕様なので、
戦略性はほとんどなく、面白みも薄いです。

終盤のBOSSはエキドナのみ若干強いですが、
やることは補助魔法をかけて攻撃連打、ダメージ受けたら回復するだけなので、
別に倒し甲斐があるというわけでもないです。
後、戦闘ではオルフォスよりエキドナのほうが断然強いのは謎。
いや物語的な意味でモブの門番でしかない
エキドナよりメイン格のオルフォスのほうが弱いってのはいかんでしょ。
この2戦は連戦だったので余計にそう感じました。
というかラスボスよりエキドナのほうが強いんですよね。
うーん、ゲームバランスがおかしい…。

また、エンカウント敵は物理無効の敵以外、通常攻撃連打でさくっと倒せます。
そのくせダンジョンの階層ごとにHPMPを全回復するというヌル仕様のせいで
もはや戦闘で全滅をすることが逆に難しいくらいでしたね。
ちなみに、戦闘前の補助カードは1回も使わずにクリアできました。
カード使わなくても余裕でクリアできたので、カード使ったら
さらにヌルゲーが加速するんでしょうね。

というわけでそもそも敵が弱すぎて、
もはや戦闘システムを入れる必要があるのかと疑問に思うくらい簡単でした。
ライアスや黒騎士は作中で強敵扱いだったのに、
戦闘は通常攻撃を連打しているだけで倒せるし、
もはやゲームバランスとは?というレベルでした。

戦闘の見どころはダメージを受けるとアーマーブレイクして
ヒロインの服が破ける点くらいですかね。

また、ステージクリア後のキャラ育成に関しては
強化項目が少ないので、自由度は低いです。
HP・MP・攻・防・魔攻・魔防の中から
強化箇所を割り振るだけですからね。

余談ですが、ラスボスに負けると敗北ENDがあるんですが、
あまりにも戦闘が簡単すぎたせいで存在に気づかず、
全ルートクリア後に発見しました。
んで、この敗北ENDが発生する箇所は
周回でパズルパートをスキップすると戦闘もスキップされちゃうので、
ラスダンクリア後~ラスボス戦の間のADVパートでセーブしていないと、
再度ラスダン4階層のパズルパートを攻略するはめになるんです。
…。だるっ!
しかもこれまでの選択肢次第で
敗北ENDでH発生 or H発生しないの2パターンあるので、
エロシーンのフラグを探すために何回もラスダンを攻略するはめになりましたわ。
とりあえず、敗北ENDの選択肢のトリガーは
ネフリティスの「興味ある」、「飲む」ですかね。
一応先生の依頼も「引き受ける」を選択。このくらいかな。
未確認ですが、もしかしたら序盤で
ヒロインのを選ばない「もういい」の選択もフラグ関係あるかもしれませんが、
その辺は未確認です。

にしても、ラスダン前のオルフォス戦や黒騎士戦は戦闘前にセーブできるのに、
ラスダン後のラスボス戦はラスダンをスキップすると
ラスボスもスキップされる仕様はなんなんですかね。
このせいで残り1シーンの回想を探すために
何回もラスダンの攻略を強いられた模様。
ユーザーへの嫌がらせですかね(真顔
まあオルフォス・黒騎士戦はエキドナ戦の後だから
連戦後の戦闘はセーブ可能でエキドナ戦はスキップされるので、
ダンジョンクリア直後の戦闘はスキップされる仕様なんでしょうが、
この無駄手間を強いる仕様のせいで結構萎えました。


次、エロ関連。
いつもどおり、
ヒロインは和姦、サブヒロインHありです。
初Hは主人公の暴走発情からのHがテンプレで
全員、告白して恋人になるのは後回しです。
後述しますが、シチュもヒロインのルートごとに
同じ展開でHすることが多いです。
また、ヒロインは全員触手Hがありますが、なぜ入れたのか謎。

このシリーズって今までに
if異種姦やら処女膜を破らない触手やらありましたが、
いつも中途半端なんですよね。
陵辱をいれるならガッツリやる。やれないなら陵辱を全カットする。
と統一してほしいものです。
中途半端が一番どちらの属性にも不満材料になるんだよなあ。
陵辱をいれるならいれるで他男の陵辱BADをください(陵辱脳
ただの触手とかいらんのです。


次、シナリオ関連。
シナリオに関しては
異世界召喚モノとして特に目新しさはないですね。
主人公が勇者設定、ヒロインが軒並み好意的で最初から好感度MAX状態等、
よくあるパターンでした。
ただ、冒頭通り、主人公が俺TUEEEEEして活躍する場面が少ないので、
この手の異世界召喚モノでよくある主人公最強の全能感を味わえなかったです。
というかこれ、別に異世界召喚ではなく、
勇者として匿われていた男という設定でも
なんら問題ないくらいレベルなんですよね。
異世界召喚でも元の地球に全く未練がなく元の地球の技術を全く活用しないので、
余計にそう思っちゃいました。
アリアの魔王の娘設定もそうですが、本当肩書だけですね…。

その他に気になったのは
世界を救う勇者として召喚された設定の割には
異世界の学園に通い、訓練や闘技会だけではなく、
筆記試験にも励み、学園祭等の行事にも参加する展開で
世界が狭いというかスケールが小さいんですよね。
やってることはアリスソフトのぱすチャみたいな感じでした。

まあよく見たら、サブタイトルが
「ぼっちの俺が異世界召喚されて
美少女たちと学園最強パーティを組みました」だったので、
学園の舞台がメインなのはさもありなんですかね。
直近で魔王と踊れシリーズを連続でプレイしていたので、
今作もてっきり各地を渡り歩く構成だと勘違いしていました。

また、本筋の合間のサブイベントに関しては
異世界召喚モノという設定の割に
学園行事に参加・デート・海水浴、温泉等、
よくある学園萌えゲーみたいなイベント群なので
ちょっとというかだいぶ退屈気味でした。

キャラごとの個別ルートも
初H・迷宮触手H・解毒H。催淫薬Hの展開が同じ、恋人になる前にHしまくり、
イベントは誰と回るかの違いだけで本筋は変わらないため
ただのテキスト差分を読んでいるような感覚に陥る、
ヒロインごとのエピソードが弱い、
盛り上がるような展開がなく話が頭に入ってこない等、
微妙 of 微妙のため、周回が完全にHシーンとEP回収作業と化すので、
好みのヒロインのルートだけクリアして終了してもいいレベルでした(小声

例えば、6話の主人公が庇う相手も
ルートごとに違うだけで展開が全く同じだったのは苦笑い。
その後、ヒロインが諭す流れも同じってさすがに手抜きすぎィ!
花火イベントも(ry
明確に展開が異なる個別イベントは
ルーシィルートの父母説得と
イリスルートのイリスの出自くらいですかね。
ちなみに、エピローグはアリアルートが若干中身があって
他ヒロインより優遇されている印象でした。

そういえば、ハーレムENDもありますが、
なんとエロなしの一枚絵だけです。
いやこれならハーレムENDなんかわざわざ作らなくてもいいでしょ(真顔
だってハーレムENDっていうなら
複数プレイのハーレムエロを最低1枠いれないといかんでしょ。
ヒロイン全員に謎の触手H完備といい、ハーレムHなしといい、
わかってないなあとため息が出ました。

脱線した。話を戻して
シナリオのメインパートについてですが、
本筋は迷宮内に存在する門番の霊核の回収がメインです。
まあ魔王と踊れシリーズお決まりの
封印解除や宝珠回収と同様のパターンで
このシリーズは同じ展開しかできない模様(コラ
でも、過去シリーズと違って、
他の町やダンジョンを渡り歩く展開ではなく、
学園一箇所にとどまり、毎回転移して迷宮探索をするため、
wktk度は半減しています。

また、過去シリーズは
主人公が国から追われる立場・救済が目的のため、
緊迫感や命の危険度があったのですが、
今作は学園が舞台なので、雰囲気が軽いですね。
それとエロシーンも薬を盛られるという違いはあれど、
お決まりの力の暴走から始まります。

にしても、ダンジョンパートがパズルパートに変わったので、
1周のプレイ時間がかなり短くなって
全体のボリュームが圧縮されたせいか
全体的にこじんまりとした出来になったなあと。
主人公は勇者という肩書だけは立派ですが個性は薄く魅力が弱い、
話は起伏が少ない、終盤の展開も予想通りだったので、
ちょっと退屈気味でした(2回目

俺はアツィルト様のような中二心を擽る
俺TUEEEEEEするキャラが見たかったんだけどなあ。
敵もオルフォスと黒騎士、ラスボスのみなので、
いまいち盛り上がりませんでしたね。
オルフォスのとってつけたような過去描写の薄っぺらさには苦笑い。

黒騎士の正体はいや登場人物の少なさからして、
逆算したら誰が黒騎士なのかは鳥頭の俺でも予測可能で
もはやガンダムの仮面キャラみたいなバレバレ加減でしたが、
関係性自体は俺好みなんですよね。
ただ、結局、屍で何も喋れないから
設定倒れであまり意味がない模様。
赤ちゃんの時点で主人公が地球に飛ばされているので、
交流もなかったですしね。

後、黒騎士戦は前述通り、
戦闘では通常攻撃連打しているだけで倒せるので、
せっかくの主人公との因縁の対決なのに白けました。
ラスボスも小物臭がひどくて役者不足かなあ。
というかアルカナと似たような展開でデジャヴりました。
とりあえず、裏切らせとけば驚愕するでしょ的な安易なノリですかね(辛辣
ヒロインが敵に誘拐も過去シリーズとデジャヴるし
前シリーズから思っていましたが、
なんだか焼き直しの同じ展開が多いですね。
そんなわけでシナリオがなんともいえない出来なので、
ヒロインが気に入るか否かにすべてがかかっている感があります。
まあゲーム性や主人公の俺TUEEEE目当てかヒロインのキャラ萌え目当てかで
満足度が大幅に変わるので、
後者ならヒロインが好みならありですかね。

話を戻して
また、こうなると話の尺が短いのが気になってきます。
魔王と踊れシリーズはRPGのダンジョン探索で時間がかかったので、
1周30~40hくらいかかったんですが、
本作は1周10h程度でクリアできるんですよね。
にもかかわらず、周回は魔王と踊れシリーズと同様、
本筋のシナリオが同じでヒロインの個別ルートの話だけの模様。
個別ルートは各1h程度で回収できるので、13hもあればコンプできるかな。

これだけ話が短いなら、学園の修行パートを全カットして
もっと話の密度を上げてもよかったんじゃないかな。
いや結局、後半はライアスとかほとんど空気だし
そもそも学園のキャラって
ライアスと担任と学園長、ヒロイン以外、
全部立ち絵なし&モブなので、
サブタイトルを全否定しちゃいますが、
学園パートをばっさりカットしてもいいレベルでした。

また脱線した。プレイ時間の話に戻しますが、
直近で魔王と踊れシリーズを3作品制覇したせいか
てっきり勇者と踊れも1周30~40hくらい楽しめると思っていたので、
かなり肩透かしを喰らいました。
魔王と踊れ1は定価6,800円のミドルプライスで30hは遊べたからなあ。
俺は基本的にちょろいので、
過去シリーズや今作のゲームシステムでも長く遊べさえすれば
なんだかんだ満足しちゃうんですが、
短いとそれだけ見る目も厳しくなる模様。

ぶっちゃけ本作は
主人公が異世界召喚され、学園で勇者としての修行や試練を受けつつ、学生生活を謳歌する。その過程で親密になったヒロインと恋人関係になる。最後に世界を滅ぼそうとする悪役を倒してハッピーエンド。
この3行で説明がつきます。
一応他に主人公が勇者として召喚された理由、父親の死の真相、
悪役の行動理由という話題もありますが、大した話ではないです。

余談ですが、魔王と踊れ3の感想で
システムが1からほとんど変わらず進歩していないと書きましたが、
本作の新しいパズルダンジョンと超簡単なコマンドバトルを導入するくらいなら、
既存の魔王と踊れシリーズのゲームシステムを改良して
使い回してもよかったんじゃないかと思っちゃいました。

ただ、今作は周回でパズルダンジョンも戦闘も
オールスキップできるという点はよかったです。
敗北ENDの回収に手間がかかりましたが、
周回のルート回収自体は
既読スキップ&ダンジョン・戦闘スキップで
さくさくプレイできました。

ちなみに、魔王と踊れ!シリーズ3作品は
全部未プレイでも本作は問題なくプレイできます。
というかゲームシステムを一新してなおかつ
キャラも世界観もつながっていないようなので、
別に「~と踊れ!」のタイトル自体を変えてもいいくらいでした。
というわけで俺は発売前までに魔王と踊れシリーズをマッハで制覇しましたが、
全然そんなに急いでクリアする必要はなかったです。
でも長年積んでいた魔王と踊れシリーズを
一気に崩すきっかけにはなったのでまあいいか。


以上

盛大にぶった斬ってしまいましたが、
なんともいえない出来だったのでしょうがないですね…。